こんにちは、釣りYouTuber、STELLA PLANET(ステラプラネット)のHAJIMEです。
ショアジギングで重要になってくるのがメタルジグやルアーをキャストする飛距離。
青物が回遊しているルートやナブラにルアーが届かなければ、釣れる確率が大幅にダウンしてしまいます。
「ナブラ出てるけどギリギリ届かない!あともう少し飛距離が出せたらな!」
そう思う方は多いのではないでしょうか?
今回はショアジギングで飛距離を150mに伸ばすキャスティング方法の「ペンデュラムキャスト」について徹底解説。
ショアジギングで飛距離を伸ばす方法5選やおすすめタックル(ロッド・リール)やジグ、簡単な測り方についても紹介します!
目次
ショアジギングで飛距離を伸ばす方法5選
まずショアジギングで飛距離を伸ばす方法5選を紹介!
キャストする前に飛距離が出ない理由を考えてみましょう!
タックルのバランスを最適化
どんなに高級なロッドに高級なリールを合わせても、タックルのバランスが悪いとメタルジグの飛距離は出ません。
ロッドにはMAX何グラムまでのルアーを投げることが出来ているのか表記されています。
例えばMAX80gのロッドで80gのジグを投げることは出来ますが、フルキャストすると不安感があり、無理に力んでキャストするとロッドが折れてしまうことも…
MAX80gなら一番キャストしやすいのは50g~60gのメタルジグですね。
各釣りメーカーによってロッドの硬さに若干の違いはありますが、大体適合ルアーウエイトのMAXから20gぐらい下の重さが一番投げやすいと覚えておくといいです。
反対にシーバスロッドやライトショアジギングのロッドだとMAXからマイナス10g程度です。
PEラインの太さやリーダー、メタルジグの重さをタックルに一番合うように最適化させましょう。
ロッドを長くする
遠投するには短いロッドより、遠心力を活かせるロングロッドの方が確実に飛距離アップします。
僕はショアジギングロッドは10フィート(3.05m)を使っています。
さらに飛距離を伸ばしたいなら10フィート6インチ、11フィートのロッドをおすすめします。
ただし、ロッドが長くなるとしゃくりにくくなったり、体への負担も上がるのであなたの体格にあったロッドを選ぶこと。
PEラインを細くする
PEラインは細ければ細いほどガイドの摩擦抵抗が減るので飛距離が伸びます。
ショアジギングで青物のブリを狙うならPE2号あれば、問題ない強度。
これを3号、4号にすると太くなって強度的には安心ですが、飛距離は低下します。
個人的にはメタルジグの60g、80gをメインで使用するならPE3号あった方が高切れなどのトラブルも減ります。
飛距離を取るか強度を取るのかの話ですね。
PE1号程度にすると明らかに飛距離が出るので、ナブラ撃ち専用ロッドとして2タックル用意しておくといいでしょう。
ライトショアジギングで使う30g、40gのメタルジグならPE1号か1.5号程度が使いやすいですね。
サーフや人のいない堤防などでは最大飛距離を稼いで青物のヒット率を上げたいところです。
PEラインコーティング剤を使う
PEライン専用のフッ素コーティング剤に「PEにシュ!」という商品があります。
僕自身、このPEにシュ!は釣行前に毎回使用しています。
PEライン表面をコーティングすることにより、飛距離が伸び、ライントラブルも減少するのがメリット。
Amazonで業務用タイプを購入すると長期間持つのでおすすめです。
PEにシュ!の詳しいインプレ記事
⇒PEにシュッの使い方とインプレ!ベイトリールの飛距離アップ!
PEにシュ!でショアジギングの飛距離が伸びるのか検証した動画
タングステンジグを使う
鉛よりもシルエットを小さくできるタングステンジグは空気抵抗を減らせるので、圧倒的に飛距離が伸びます。
鉛よりも高価で剥げやすいというデメリットもありますが、ウレタンでコーティングするとジグ表面の耐久性が上がるのでおすすめ。
「どうしてもあのナブラまで投げたい!」
「あの潮目、ブレイクレインまで届いたら釣れるのに!」
そういった場合に限定的に使うと効果的です。
タングステンジグはダイワのソルティガ TGベイト80gをメインに使用中。
フィッシンググローブで指を保護
PEラインを人差し指にかけて投げると、80g、100gのジグだと指に大きな負担がかかります。
長時間投げていると指が切れたり、内出血してしまうことも…
こうなってしまうと痛くて釣りに集中できません。
フィッシンググローブを着用すると、指への負担がないので、フルパワーでキャストすることが出来ます。
僕はオーナーばりのゲームグローブを使用中。
Lサイズでぴったりです。少し小さめに出来ているので手の大きな方はLLサイズ以上がおすすめ。
水に濡れてもグリップが効き、ロッドをしっかりとホールド出来るので飛距離もアップ!
フィンガーグローブでもいいですが、グリップ力と日焼け防止効果は普通のフィッシンググローブが上です。
また、ショアジギングはもはや筋トレと言っても過言ではありません!
キャストとしゃくりのアクションを繰り返すことで、腕がパンパンになってきます。
自宅で出来る筋トレとして腕立て、腹筋や懸垂など、自重トレーニングで筋力がつけば必然的に飛距離もアップします。
釣り場に通って一日中キャストすれば自然と筋トレにもなりますね。
ペンデュラムキャストで飛距離アップ
ペンデュラムキャストはジグに大きな遠心力投げるキャスト方法です。
非常に軽い力でロングキャスト出来るので、習得すれば、100mはコンスタントに投げれるようになります。
条件がそろえば150mオーバーのロングキャストも可能な投げ方なので、以下のセクションで解説しますね。
ペンデュラムキャストの方法を画像と動画で徹底解説
ここからはペンデュラムキャストの投げ方を各ポイントにわけて徹底解説します。
オーバーヘッドキャストとほぼ同じですが、ペンデュラムキャストの方がより飛距離がでる投げ方です。
1:ロッドの持ち方
ロッドは基本的に中指と薬指の間にリールシートを挟んで持ちます。
僕の場合は薬指と小指の間に持った方が力がこめやすいですね。
これは人それぞれ、手の大きさから指の長さが違うので、あなたが持ちやすく、投げやすい持ち方を研究してみて下さい。
2:テイクバック(メタルジグを振り子のように振る)
次にテイクバックです。
先ず、後ろに人がいないことを確認し、メタルジグを振り子のように振ります。
垂らしの長さはバットガイドと同じ高さかそれより下にします。
垂らしの長さが短い状態でキャストするとロッドが折れる原因となります。
FGノットの結び目もトップガイドの外に出すようにすると「パチン!」という音もせず、トラブルも減少。
メタルジグが一番ロッドから離れて、テイップにメタルジグの重みが加わった所で投げる体制に入ります。
3:遠心力を使って投げる(腕は出来るだけ伸ばす)
ここから腕を大きく回して遠心力を使って投げて行きます。
この時のポイントは出来るだけ腕は伸ばした状態で投げること。
腕を伸ばさないと、遠心力をかけることが出来ないので、飛距離がでません。
4:指を離すタイミングは30度~45度
人差し指を離すタイミングは30度~45度の角度です。
離すタイミングがはやいとフライ気味となり、上に飛ぶだけです。
離すタイミングが早いとライナー気味で飛んでしまい、手前に「ボチャン!」と落ちてしまいます。
慣れると自然にどこで指を離したらいいのかわかるようになってきますよ。
5:リリース(ロッドエンドを胸に引き付ける)
最後のリリース時はロッドエンドは胸に引き付けて、スピードを止めます。
こうすることで、大きな力がルアーに伝わり、飛距離がアップ。
また下半身(足と腰)を使った方がさらに飛距離は伸びます。
僕は腰を痛めやすいので、出来るだけ上半身の力で投げています(笑)
下半身を使わなくても、平均100m以上は飛ばせていますよ。
ペンデュラムキャストの動画
ペンデュラムキャストの方法をYouTube動画で解説しました。
画像よりもわかりやすいので、是非参考にしてみて下さい。
ステラプラネットの初心者釣りガールのRinaちゃんも登場!
動画で撮影して修正ポイントがわかったので、次回の釣りではさらに飛距離アップするでしょう!
ショアジギングで飛距離150mは出せるのか?
ショアジギングで飛距離150mを出せるのか?
と言われれば間違いなく出せます。
ただし条件が3つあります。
- 追い風
- ロングロッド(11フィート)
- PE1号(ラインは出来るだけ細くする)
追い風であれば、メタルジグがぶっ飛びますよね(笑)
あれほど気持ちいいものはありません。
向かい風で爆風なら最悪ですが…
11フィートのロングロッドにPE1号、タングステンのメタルジグがあれば、別次元の飛距離が出せます。
ペンデュラムキャストで飛ばないと言う方は練習あるのみです。
また動画で撮影したらYouTubeにアップします。
是非あなたもペンデュラムキャストで150mの飛距離に挑戦してみて下さいね。
ショアジギングで飛距離を伸ばすタックル紹介
ショアジギングで飛距離を伸ばすタックルとして、僕が使用中のタックルを紹介します。
このタックルで平均飛距離100mはコンスタントに出せているのでおすすめですよ。
ロッド:コルトスナイパーXR S100H-3
シマノのコルトスナイパーXR S100H-3
3ピースモデルで携帯性に優れたショアジギングロッドです。
10フィートあるので、飛距離も抜群!
MAX120gのメタルジグ、MAX100gのプラグをキャストすることが出来ます。
80g、100gのメタルジグをフルキャスト出来るので、本格的なショアジギングを始めたい入門ロッドにもピッタリです。
まだ発売前ですが、前モデルのXHを使用しており、Hでもワンランク上のパワーがあります。
また購入次第インプレ記事を書きますね。
リール:ツインパワーSW6000HG
シマノのツインパワーSW6000HG
僕の相棒ショアジギングリールです。
剛性と防水性が高く、3年以上酷使して使って来ましたが、まだまだ現役。
6000番スプールはPE3号を300mジャストで巻けます。
飛距離を優先するならPE2号を巻く方がいいですね。
PE2号でも100gのメタルジグをフルキャスト出来ています。
重いジグを使い、さらに飛距離を伸ばしたい方におすすめ出来るスピニングリールですよ。
ツインパワーSWの詳しいインプレ記事
⇒ツインパワーSW6000HGのインプレ!ショアジギングでブリを狙うには最適!
ショアジギングの飛距離の測り方
ショアジギングの飛距離を計測するにはプロックスから発売されているICデプスチェッカーが便利です。
糸ふけの部分や風の影響もあるので、きっとりとした正確な飛距離はわかりません。
陸上競技場で計測出来ればいいですが、危険ですし、許可を取ることは釣り具メーカーでないと難しいでしょうね。
ICデプスチェッカーはロッドに取り付け、PEラインを巻きつけたあとに、リールのハンドルを巻くだけなので簡単。
一度自分がどのぐらいの飛距離が出ているのか、疑問な方は測定してみるとまた違った釣りの楽しみが増えますね。
最後に
ショアジギングで飛距離を伸ばす方法5選や、ペンデュラムキャストで150mの飛距離を出す投げ方について解説をしてきました。
飛距離が伸びると今まで届かな方ナブラや潮目までルアーが届くので、青物が釣れる確率は格段にアップ!
僕の釣り仲間で飛ばし屋がいますが、その釣り仲間が一番飛距離を出していたので、一番釣っていたと言う状況になったこともあります。
他の人はボウズの人が多かったですよ(笑)
それぐらいショアジギングの飛距離はアドバンテージとなるので、ペンデュラムキャストを練習して100m、150mのキャストを目指しましょう!