こんにちは、HAJIMEです。
根掛かりしにくく、カバーの中を攻略するのに欠かせないのがテキサスリグ。
デカバスが釣れる確立も高く、バス釣りの聖地、池原ダムでも実績のある仕掛けです。
僕自身カバー狙いはテキサスかジカリグを多用していますね。
ラバージグはほとんど使っていません。
今回はテキサスリグの基本的な作り方を始め、使い方の極意、ランカーバス(デカバス)に効果的なおすすめワーム5選を紹介します!
目次
テキサスリグとは
テキサスリグの名前の由来はアメリカのテキサス州が発祥の地。
テキサス州で流行したことからこの名前が付いたようです。
体操選手が新技の名前に自分の苗字が付くのと同じですね。
白井健三選手の床の演技でF難度の「シライ」という大技があります。
もしあなたが新しいリグを考えたら自分の名前が付くと考えると面白いですね(笑)
バレットシンカーとオフセットフックで作ることができ、アレンジとしでビーズを入れる事も可能。
根掛かりしにくい特性を生かしている主にカバー撃ちや立ち木エリアやヒシモの攻略、パンチングで使われます。
バス釣りの他にカサゴ、アコウなどの根魚(ロックフィッシュ)ヒラメやキビレ、クロダイ(チヌ)を釣るにも定番の仕掛けです。
テキサスリグの作り方
テキサスリグはバレットシンカー、ビーズ、オフセットフック、シンカーストッパーとワームで構成されています。
一つずつ見ていきましょう!
バレットシンカー
シンカーは鉛のものと高比重のタングステンモデルがあります。
タングステンモデルのほうがボトムでの感度が良く、シンカーのシルエットを小さく出来るので飛距離も出ます。
しかし、タングステンは非常に値段が高いんですよね。
入っているのも3個、4個で800円前後。
いくら根掛かりしにくいテキサスリグでもヘビーカバーの中に入れると根掛かりしてロストしてしまうことがあります。
よってここぞというポイント以外は鉛製のバレットシンカーを僕は使っいますね。
使用しているのはデコイのバレットシンカー。
カラーはブラックで魚に警戒心を与えにくいです。
重さは5g〜9gをメインで使用しています。
感度も良く、ラインが痛まないように中にプロテクトチューブを装備した設計。
パンチングをするならカバーの厚さにもよりますが、1oz~1.5ozのシンカーを用意した方がやりやすいですよ。
ビーズ
シンカーとフックの間にビーズを入れることで「カチカチ」と音を出すことが出来ます。
昔はビーズを入れていたのですが、今は入れていません。
理由としてシンカーをストッパーで止めずにフリーにする必要があるのと、個人的にビーズを入れていて釣れたことがないんですよ。
なぜかはわかりませんが、バスが違和感を感じているのかも。
そう思ってしまうと信じることが出来なくなってしまいました(笑)
あくまで個人の感想ですが…
そんなことから僕はビーズを使っていません。
ビーズは好みの問題なので入れた方が釣れると思う方は入れましょう!
オフセットフック
オフセットフックは出来るだけ太軸のもので耐久性の高いものがいいです。
カバーから一気にバスを引き離す必要がありますからね。
僕がメインで使っているのがデコイのキロフック ハイパーワーム13
現時点で最強のフックですね。
フックの太さとデカバスでものばされない強度、フッキング率が絶妙のバランス。
あまりに太すぎるとフッキングしにくくなったり、ワームが割けやすくなりますからね。
他にはノガレスのフッキングマスター モンスタークラス使っています。
オフセットフックはこのどちらかを選択すれば間違いありません。
シンカーストッパー
シンカーはフリーにするとカバーをすり抜けにくくなり、キャストコントロールも付けにくいので必ずシンカーストッパーを使っています。
スキッピングでオーバーハングしたシェードを狙うには固定しないと非常にやりにくい。
使用しているのはデコイのテキサスロック、リューギのコンボストッパー。
どちらもシンカーの固定力があるので、キャスト時にずれてしまうことが少ないです。
リューギのコンボストッパーは2個、3個と付けて固定力の調整を行えます。
3個付けるとゴミが引っかかりやすくなるので2個までがいいでしょう。
余談ですがテキサスリグを完全にペグ止めするフロリダリグというものもありますが、昔はつまようじを折って止めていました(笑)
これでも立派なフロリダリグになりましたよ。
テキサスリグのワームの付け方
まずはシンカーストッパーをラインにつけて次にシンカー、フックを結びます。
フックの結び方は僕の場合、「ダブルクリンチノット」を使っています。
強度が高く、簡単なのでダブルクリンチノットしか使っていません。
詳しい結び方は動画にて!
ワームの付け方はオフセットフックを使ったノーシンカーリグと全く同じですね。
先ずはフックをワームの頭に直角に少し入れて抜きます。
フックを回転させてフックを出すポジションをある程度決めます。
その場所にまっすぐに刺せば、テキサスリグの完成です。
テキサスリグの使い方・アクション
ここではテキサスリグの使い方や効果的なアクションについて解説します。
カバーに入れる
枝がごちゃごちゃしたヘビーカバーの中に大胆に入れていけるのがテキサスリグの真骨頂!
「根掛かりめっちゃしそうやから狙うのやめとこかな?」
そんな場所こそ、デカバスが潜んでいることが多いです。
夏の野池や僕が通っている大阪の河川、淀川にはおかっぱりでもワンドやクリークにカバーが多いですね。
リフト&フォールで反応がなければすぐにピックアップして他の場所をどんどん撃って行きましょう!
フォールスピードや速いのでゆっくりと誘えないのがデメリットではありますが、食い気のあるバスやフォールのリアクションでバイトさせる速い展開の釣りな為イライラしません(笑)
ここぞいう場所ではシェイキングからの放置も有効。
わざと枝に引っ掛けて「チョンチョン」誘うと下から「バコーン!」のパターンは凄く面白いですよ!
スキッピングでオーバーハングを攻略
ノーシンカーでもスキッピングはできますが、おかっぱりからだとある程度重さがあるほうが対岸のオーバーハングしたカバーに入れやすいですね。
テキサスリグにクロー系ワームを使うと比較的簡単にスキッピングが出来ます。
根掛かりしにくいのでガンガンせめてカバーの奥にいるバスにアピールさせましょう!
カバーの奥に入れて反応がなければ、リフト&フォール、ボトムをズル引きしてバスを誘い出します。
フッキングが重要ポイント
針先をワームの中に隠すことが多いテキサスリグではバスの活性が低い時はバイトしてきても針掛かりしていないことが多いです。
バスがワームをくわえていることを確認したら一呼吸おいてフルフッキングする必要があります。
ここが一番難しいポイントで僕自身何回もすっぽ抜けを経験しました。
ジグヘッドは向こう合わせでも簡単にフッキングしているから楽ですよね。
コツとしてラインが走ったり違和感を感じたら、焦ってすぐにフッキングしないこと。
活性が低いとワームの尻尾にしかバイトしてないこともあるので、完全に飲み込むまで待った方がいいです。
待ちすぎるとバスが違和感を感じて口から吐き出してしまったり、合わせが遅いとカバーや立ち木に巻かれて、ラインブレイクの危険性があるので、タックルはヘビーな物を用意すること。
ロッドはH(ヘビー)ベイトリールはHG(ハイギヤ)もしくはXG(エクストラハイギヤ)の方がラインの回収スピードが速いのでテンポよく探れます。
ラインは14ポンド~20ポンドのフロロがあれば、ビッグバスのとファイトでも安心。
テキサスリグのおすすめワーム5選
ここでは僕が実際に使ってみて、テキサスリグと相性の良かったおすすめワームを紹介します。
主にクロー系を使用中。
ドライブクロー4インチ
O.S.Pの定番ワーム、ドライブクローの4インチです。
テキサスリグ、ジカリグとの相性は抜群で、まるで本物のザリガニのような感じ。
スイミングさせると両ハサミをパタパタと動かし始めてみた時は
「ヤバい!これはめっちゃ釣れそう!」
ワームの動きに感動しましたね。
触手や脚など細部まで精巧につくられています。
他のメーカーの安いクローワームにここまでの動きは出せないですよ。
クロー系で一番信頼しています。
ただ釣り具店はO.S.Pのワームはセールにならないので定価だというのが勇逸の欠点。
ワームの素材が柔らかく、針持ちが良くないのでコスパは悪いかな。
その柔らかいマテリアルでバスを魅了しているので仕方ありませんが…
それでもクロー系ワームの中では唯一無二の存在で在庫切れにならずいつでも買えるのがメリットです。
川村光大郎プロによるドライブクローの解説、実釣動画はこちら!
ダブルモーション3.6インチ
エバーグリーンのクロー系ワーム、ダブルモーション。
「究極の落ちパク系」コンセプトにフォールやスイミング時にハサミのテールが動き、バスに強烈にアピール。
大雨の後の激濁りといったシチュエーションでも最大限にアピールさせることが出来ますね。
フォールだけで寄せる効果があるので、カバーの中に落としたらすぐにピックアップすると言った早い展開の釣りが可能。
ワームの中にはフォミュラーが入っていなくてゴム臭です。
パッケージに入っている液の量が多いので、液漏れすると悲惨。
ジップロックに別に入れるなどの配慮が必要です。
ダブルモーションもいつでも買えるのでストックには困りませんね。
ベコンクロー3.5インチ
デプスの人気クローワーム、ベコンクロー。
最大の特徴は両腕の大きなハサミ。
穴が空いており、泡(バブル)を発生させることが出来ます。
60アップ×2、50アップ×8
ベッコンベコン。 pic.twitter.com/knwQRiJfw9— キムケン (@kentakimura5727) 2017年4月13日
キムケンこと木村建太プロが琵琶湖でベコンクローを使いロクマル、50アップを連発していたことから人気が爆発し、ブルフラットと並び入手困難なワームとなっています。
釣り仲間が使っていましたが、フォールの感じはドライブクローに似ています。
ハサミの穴(エアホール)にエビのフォミュラー剤であるとチョベリグを塗れば、さらにバイトチャンスが倍増!
もし釣り具店で見かけたらリアクションバイトすることをおすすめします(笑)
チガークロー4インチ
強烈な匂いで圧倒的な釣果をもたらしてくれることで有名な「ガルプ」を扱っているバークレーのクローワーム。
ガルプが生産終了という噂がありますが、新しいNEWガルプにモデルチェンジするそうですね。
チガークローはバスマスタークラシックのウィニングルアーとして知られています。
針持ちがよく、スイミングさせるとツメをパタパタとさせるので、巻きでも使えます。
濁りでもアピール力があり、バークレーの独特な匂いが使っても持続するのがポイント。
キムケンの愛称で呼ばれている木村建太プロもチガークローを愛用されていますね。
YouTubeにてキムケンさんがチガークローの解説、実釣動画を解説されておられますので参考にしてみましょう。
バイズシュリンプ4.5インチ
清水盛三プロがプロデュースしたヘビーカバー対応のクロー系ワーム。
ベイトブレスというメーカーのワームですね。
3.5インチと4.5インチのラインナップ。
去年発売され驚異的な釣果をたたき出しているという噂なんです。
ザリガニの足の部分には動物の毛が使われており、今までにないアクションでバスを魅了します。
パドルテールとクローが合体したような形でカバーの奥の奥までせめることに特化させました。
ハサミの部分を外すと動きが変わるので、バスの反応や状態によって使い分けが出来ます。
最後に
テキサスリグの作り方をはじめ、おすすめワームを紹介してきました。
何か一つのワームに絞るならOSPのドライブクローがよく釣れるクロー系ワームでこれさえあればどんなシチュエーションでも安心です。
ヘビーカバーに強く、冬から春にかけてデカバスが釣れる可能性が高いのが大きなメリット。
テキサスリグをマスターすれば、バス釣りがもっと楽しくなること間違いなしです!
ジカリグ、ゼロダンの記事はこちら!