こんにちは、釣りYoutuber、STELLA PLANET(ステラプラネット)のHAJIMEです。
ロックショアアングラーに評判の高いゼナックのショアジギングロッドの最高峰「ミュートスアキュラ100HH」
まだ見ぬ大物、ヒラマサのメーターオーバー、10㎏やGTを仕留める為に新たに購入しました。
今回はミュートスアキュラ100HHのインプレを紹介。
合わせるリールやRGガイドとKガイドどちらがいいのか?
僕なりの意見を述べてますので、今後購入を迷われている方の参考になれば幸いです。
目次
ミュートスアキュラ100HHのインプレ
先ずはデザインから見ていきましょう。
ブラックカラーにゼナックのロゴが光ります。
リールシートはダブルリングになっており、リールを完全に固定することが出来ます。
ロッドエンドはゴム製になっています。
やはり高級ショアジギングロッドですね。
ゴツゴツした磯でも削れないので、安心出来ます。
ゼナックのロゴがついた専用のロッドベルト付き。
ゼナックのロッドは半永久保障です。
付属のはがきかホームページから登録することによって半永久保障を受けることが出来ます。
生産が停止した後でも3年は修理を受け付けて頂けるようで安心ですね。
ティップは柔らかい
ミュートスアキュラは硬さがHHのロッドではありますが、ティップは非常に柔らかく出来ています。
ティップが柔らかいとダイビングペンシルやポッパーをアクションさせやすいですね。
青物がバイトしてきた時ものりやすく、バレにくいメリットがあります。
また、軽いルアー(30g程度)も投げることができ、バットはしっかりとしているので200gのジグもキャスト出来ます。
ティップには高弾性の素材が使われていないので、シャキッとした使用感が好みの方はティップが硬いロッドを選択した方がいいでしょう。
シャキッとしているのはヤマガブランクスのブルースナイパー910Hですね。
ティップが硬いのでジグを大きく跳ねさせることが出来ます。
僕のショアジギングロッドのメインはシマノのコルトスナイパーS1000XH-3
このコルトスナイパーもティップは柔らかいので、使用感的には似ており、違和感なく使うことが出来ています。
適合ルアー(ジグ)範囲が広い
メタルジグは60g〜230g
プラグは40〜150gまで使用することが出来ます。
ベストな範囲はメーカーの記載だと、メタルジグ80g〜180g
プラグで60g〜130g
試しにジグは30g~230gまで投げてみた所、個人的に一番使いやすいのは撃投ジグの85g~125g
プラグは50g~100gまででした。
ティップが柔らかいので、50g程度のトッププラグも快適にアクションさせることが出来ます。
100g以上のプラグはティップにかなり負担がかかるので、筋力がないと遠投させることは難しいと感じました。
70gまでのプラグなら飛距離、操作性共に最強レベル。
ジグのMAX230g撃投レベルを投げてみましたが、個人的にはかなりキツイです(笑)
飛距離にして30mぐらいですね。
投げる為の筋力がないのと、ロッドが折れそうで少し躊躇しているのが原因。
飛ばす人なら230gのメタルジグでも80m~100mの飛距離が出るのではないかと思います。
ヘキサゴングリップが持ちやすい
ロッドはメタルジグをしゃくった時や魚とのファイト時に握りやすく、握力の消耗が少ない形状のヘキサゴングリップになっています。
大型青物とのファイト時に、リールを巻くと左右にロッドがブレるのを低減させる役割がありますね。
またジグをしゃくり疲れた時、リールシートに指を挟むのではなく、このヘキサゴングリップを握ってしゃくると疲れにくいです。
RGガイドモデルの糸抜けが最高
RGガイドはPEライン専用のガイドシステムです。
ゼナックのRGガイドモデルはガイド数が15個付いています。
他のメーカーのショアジギングロッドに比べたら多く、ガイド数が多いと抵抗が大きくなって逆に飛距離が落ちるのでは思う方が多いかもしれませんが、全くの逆。
リールからスパイラル状の放出されたPEラインをリニアモーターカーがレールを走るごとく直線状にすることによって、ガイドの糸抜けが抜群にいいです。
ガイドの糸抜けがいいので、横風や向かい風が強い時、雨などの悪天候でもストレスなくキャストすることが可能となりました。
特に横風が強い日に投げてみるとRGガイドのよさが一目瞭然!
Kガイドより飛距離が確実に伸びます。
ティップへの糸絡みも少なくなり、ガイド数が多いと見た目的にもカッコいいのでお気に入り。
100lbナイロンのロングリーダーでも糸抜けはいいのでトラブルはほぼ起きないですね。
1㎏越えのタックルを扱うには慣れが必要
ミュートスアキュラ100HHのロッドの自重は390g
合わせるリールのステラSW14000XGは675gです。
ロッドとリールで合わせて1㎏を超えてくるため、投げるにはそれなりの筋持久力が必要になってきます。
どれだけいいタックルを使っても投げ続けることができなければ、釣れる魚も釣れないですからね。
筋トレもいいですが、やはり釣り場に通ってロッドを投げ倒す方が筋力アップにつながります。
僕自身、ショアジギを始める前は軽いバスタックルばかり使っていたので、重すぎてすぐに疲れていしまい、釣りをしているより休んでいる時間の方が長ったですね(笑)
その結果釣れない…
そこから徐々に重いタックルに慣れてきて、今ではタックルがある程度重くないと不安感を感じてしまうほどになりました(笑)
10キロ、20キロクラスのヒラマサだと圧倒的なパワーであると予測できるので、タックルもそれなりの物でないと釣り上げることが難しいです。
このタックルはまだ重く感じるので釣り場に通って慣らしていきたいですね。
ジグ、プラグの飛距離は筋力次第
1キロ越えのタックルであることと、高反発のロッドではなく、ティップが柔らかいのでメタルジグやプラグの飛距離はその人の筋力次第です。
合わせるリールがステラSW14000番だとPEラインは5号以上を使うことが多くなるので、飛距離を伸ばすことは難しいですね。
僕はPE3号ぐらいだと100gのメタルジグを100m以上キャストすることができますが、PE5号以上だと空気抵抗が大きくなるので80mぐらいになります。
筋力のある方は振り抜きが速いので、ティップが柔らかいミュートスアキュラでも遠投することは可能。
ゼナックのロッドはRGガイド、Kガイドどちらがおすすめ?
ゼナックのロッドにはRGガイドモデルとKガイドモデルの2種類があります。
結論から言いますと、個人的にはRGガイドの方がおすすめ。
理由としてはRGガイドの方が糸抜けがよく、大型魚とのパワーファイトでもより安心感を持ってやり取りできるようになっているからです。
ガイド数がRGは15個、Kガイドは11個
Kガイドでも他社のロッドに比べて多いですね。
「ガイド数が多くなると抵抗が大きくなって飛距離が落ちるのでは?」
と僕もこのロッドを使うまではそう思っていましたが、飛距離低下はほぼないです。
逆に糸抜けがよく、特に横風が強い時はRGガイドの方がストレスなくキャストすること出来ます。
ただし、Kガイドと比べて1万円ほど高くなり自重も3gほど重くなっています。
PEライン専用ガイドなので、ナイロンやフロロラインが扱いずらくなるようですね。
予算がない方はKガイドモデルでもいいでしょう。
ただ僕はKガイドを購入して後々
「あの時、RGガイドにしてたらよかったな!」
と後悔したくなかったので(笑)
RGガイドだとゼナックのロッドと一発でわかりますし、他にないデザインなのでカッコいいです。
釣り場でもロッドが同じでRGガイドだと意気投合することがあるかもしれませんよ(笑)
ゼナックのミュートスアキュラは折れる?
ネットで検索するとゼナックのミュートスアキュラは折れる、折れたという検索結果が出てきました。
個人的には200gのメタルジグがキャスト出来る最強ロッドなので普通の使い方をしていればまず折れることはありません。
注意するポイントは掛けた青物を抜き上げたりする時です。
焦るとロッドを立て過ぎてしまい、テイップに魚の重さが瞬間的に加わるとどんなに強靭なロッドであっても折れてしまいます。
魚をランディングする時は波の力を利用してずり上げをメインとして、足場の高い場所は無理な抜き上げはせずにタモやギャフを使う方がいいですね。
またロックショアは足場が悪いので、こけたりするとその時にロッドが折れてしまう可能性があります。
足元のスパイクシューズはもちろん、ポイントに到着するまではセミハードのロッドケースに入れて、大切に持って行きましょう。
ミュートスアキュラ100HHに合わせるリールは?
トップメインには19ステラSW14000XGを使用しています。
PE5号、6号を300m巻いています。
タックルバランス的にも丁度いいですね。
100gクラスのダイビングペンシルやポッパーにはXGの巻き取り量が快適に使えます。
アキュラはティップが柔らかいので、トップのアクションがめちゃくちゃやりやすい!
糸ふけの回収はXGなので素早く行うことができ、ストレスなくプラグをアクションさせることが出来ますよ。
ジグと違い、トップメインのタックルは水面を引くだけなので、体への負担は割と楽ですね。
ジグにはステラ19SW8000HGを使用中。
PE3号、4号を300m巻き、僕の場合だと兵庫県の淡路島や明石の激流地帯で100g以上のメタルジグを投げる時に使用しています。
14000番のXGだと個人的にジグをしゃくる時にハンドル一回転の巻き取り量が多く、しゃくりのリズムが合いにくいので、8000HGがベストですね。
自重も丁度良く、625gなのでアキュラとの相性もいいですよ。
シマノの6000番だとリールが軽すぎて、タックルバランスは悪く感じました。
手元より、重心が先の方にある感じです。
6000番のリールでも使えないことはないですが、ミュートスアキュラ100HHにはシマノの8000番以上をおすすめします。
ミュートスアキュラ100HH実釣インプレ動画
ゼナックの公式YouTube動画にてミュートスアキュラ100HHのインプレが紹介されています。
97cm8キロのヒラマサに対しても主導権を与えることなく、寄せることが可能なロッドですね。
10キロオーバーのイソマグロやGTの実績もあるので、ショアジギングロッドとしては最強レベル。
ゼナックやオーナーばりのプロスタップである本林将彦さんによるミュートスアキュラ100HHの試投インプレ動画です。
30g~200gのルアーに対応しているのがよくわかりますね。
最後に
ゼナックのミュートスアキュラ100HHのインプレについて紹介をして来ました。
このロッドを購入したからには、島根の隠岐の島やまだ一度も行ったことがない九州の対馬や五島列島、男女群島にもどんどん挑戦したいですね。
一番行きたい所はトカラ列島です!
スペック的にも10㎏オーバーのヒラマサやマグロでも対等にやり取りでき、150gのジグ、100gクラスのプラグも問題なくキャスト出来るので使い倒すのが楽しみです。
ミュートスアキュラの100HHは使い所が限られますので、堤防やテトラ帯のハマチ、メジロ、ブリなら1ランクパワーの低いミュートスアキュラ100H、ミュートスソニオ100Mがおすすめです。
是非あなたもゼナックのロッドで夢の大型デカマサやGTを狙いに行きましょう!