こんにちは、STELLA PLANET(ステラプラネット)のHAJIMEです。
バス釣りはもちろんですが、青物を狙うのにベイトリールでショアジギングをやりますし、タチウオ釣りもベイトで行うことが多いです。
今は軽いルアーもベイトフィネスリールで投げることが出来るのでスピニングリールを使うという場面がほとんどなくなってきてますね。
何より「ベイトリールが好きでたまらない!投げていて楽しい!」
これが僕がベイトリールを使う理由です。
そこで問題となってくるのがベイトリールのメンテナンス。
ベイトリールはスピニングリールと違って、構造上内部に水が入りやすいです。
よってメンテナンスを怠るとどんな高価なベイトリールであっても錆びてしまったり、トラブル発生の原因になります。
今回はベイトリール歴20年の管理人が簡単なメンテナンス方法について解説します!
目次
ベイトリールのメンテナンスが必要なわけ
冒頭でも述べましたが、ベイトリールというのは構造上リールの内部に水が入りやすく、それが海水だった場合、錆びの原因になるからです。
錆びてしまうと、スプールが回転する妨げとなり「ゴリゴリ!」とした異音の原因に。
ベイトリールはスピニングリール以上にメンテナンスをしっかりとする必要がありますね。
僕自身、海で使ったベイトリールのメンテナンスを一度忘れた経験があり、一週間ほど放置していたことがありました。
本当なら釣行後真っ先に水で洗うことが重要なのですが、あまりの釣りの疲れで忘れていたんです。
するとどうなったかというと、やはり巻き心地はガタガタになり、ゴリゴリした違和感がリールを巻くと伝わってきます。
キャストしてもいつもはしない「ウワーン!」というような大きな音が出て、飛距離も低下。
その日はすぐに釣りを終えて帰りましたね(笑)
メーカーにオーバーホールを依頼し、無駄な出費がかかってしまったというわけです。
それ以来、海水で使ったベイトリールは真っ先に洗うようにしています。
バス釣りの淡水で使ったベイトリールは毎回洗う必要なく、10釣行に1回ほど洗えば十分。
やはり、リールに塩は大敵です。
ベイトリールのメンテナンス方法
ここでは具体的なベイトリールのメンテナンス方法を解説します。
海水使用の場合は毎釣行後、淡水なら10釣行に1回ぐらいの頻度でOK
先ずは水洗い
海水で使ったベイトリールの場合、毎釣行必ず、水洗いを行うことが重要ポイント。
海水で使って、忘れて放置すると巻き心地がゴリゴリになるので要注意
その後、丸一日ほど乾燥させて、オイルやグリスをさす本格的なメンテナンスに入っていきます。
ベイトリールの洗い方のポイントはまとめた記事はこちら!
⇒知らなきゃヤバい?海水で使ったベイトリールの洗い方(水洗い)
メンテナンス道具
メンテナンスには以下の5つがあれば行うことが出来ます。
- グリススプレー
- オイルスプレー
- 綿棒
- キッチンペーパーもしくはキムワイプ
- PEラインコーティング剤
僕の場合はシマノリールなのでオイルとグリスはシマノ用で揃えています。
できればメーカー純正の物を使う方がいいでしょう。
ホームセンターで安く売っているKURE5-56などを使うとトラブルの原因になることも…
オイルはリールを購入した時に、シマノでもダイワでも付属しているものでも大丈夫です。
しかし、グリスはないので購入する必要がありますね。
綿棒はグリスを塗る時に使います。
SHIMANO(シマノ) ザルス リールオイルスプレー
通常のタイプより、ベイトリールのスプール回転性能25アップとあり、防錆性能もアップしています。
上記写真の説明では新オイルの方が錆びが発生していないのがわかります。
海水で使うことが多いので僕はこのザルス リールオイルスプレーを使用しています。
リール メンテナンス スプレー2本セット(オイル・グリス)
シマノのメンテナンススプレー、オイルとグリス2本のお買い得セットです。
僕は始めこのセットを購入し、オイルがなくなったので上記で紹介した上位版のザルスオイルスプレーを購入しました。
こだわりがない方はこのセットで十分ですね。
釣行頻度とメンテナンス頻度にもよりますが、僕の場合2年ぐらいは使えています。
キムワイプ
キッチンペーパーはオイルやグリスの汚れをふき取る時に使います。
この時、ティシュを使う方がいるかと思いますが、ティシュは拭くとリールに繊維が残りやすいのでトラブルの原因になることがあります。
できればキッチンペーパーやキムワイプという拭いても繊維が残りにくいものを使う方がいいです。
キムワイプは釣りをしている人から評判がよくプロのメンテナンス師も使っています。
オイルの差し方と場所
オイルをさすのは大まかにいうと2ヵ所です。
- スプールのベアリング
- ハンドルのベアリング
日頃の簡単なメンテナンスなので慣れれば5分もかかりません。
ここでの注意点はスプレーをかけすぎないこと。
必要以上にかけると逆に回転が悪くなったり、トラブルの原因になります。
一度キッチンペーパーなどにスプレーし先端に垂れた一滴で十分です。
注しすぎてしまったら、キッチンペーパーやキムワイプで余分なオイルを拭き取るようにしましょう。
スプールのベアリング
ベイトリールのサイドカバーを開け、スプールを取り外しで一滴オイルをさします。
この時、スプールのシャフト部分にも同様に一滴オイルをさしましょう。
DCユニットがあるシマノのリールの場合、DCユニット部分にもベアリングがあるので注油します。
メカニカルブレーキがあるリール、サイドカバーにベアリングがあるものも同様に一滴注油。
ハンドルのベアリング
ハンドルの付け根にもベアリングが入っているので一滴オイルをさします。
ハンドルの回転が滑らかになり、ベイトリールを巻いている時の引っかかりがなくなります。
繊細なバイトを捉えるバス釣りではハンドルを巻いている時の違和感が釣果に影響することもあるので、重要な場所です。
グリスをさす場所
ベイトリールにグリスをさす場所は基本的に一ヶ所でレベルワインダーのみです。
レベルワインダーにはオイル?グリス?使い分け
レベルワインダーにはオイルをさす人もいれば、グリスをさす人もいます。
またレベルワインダーには注油しないという方もいますね。
これは個人の見解ですが、僕はグリスをさしています。
理由として海で使うとキャストしてスプールが回転した時に、レベルワインダーにかなり海水がかかってしまう為です。
海水がかかったまま使っていると錆びが発生する要因に。
グリスの方がオイルよりも防錆性能が高いのでグリスを使っているというわけです。
綿棒で薄く均等に塗りハンドルを回して馴染ませたらOK。
回転を重視される方はオイルをさしても問題ありません。
また淡水でしか使わないのであればグリスではなくオイルでも大丈夫です。
オイルとグリスを使いわけて自分好みのリールに仕上げて行きましょう。
PEにシュをラインにかける
PEラインを使っている場合は最後にPEにシュをかけます。
ライン表面をフッ素コーティングするのでツルツルになります。
PEにシュをかけることでライントラブルのバックラッシュや高切れ、飛距離アップの効果があるので僕はメンテナンス後と釣行前に必ずスプレーしています。
PEにシュを使ってからPEラインに海水が付く量も減ったような気がするので、ラインも経済的で長持ち。
フロロやナイロンラインにPEにシュをかける必要はありません。
フロロラインの内部にはフッ素コーティングが浸透しないので、PEにシュの効果を発揮するこができません。
結びめにPEにシュがかかると、返ってすっぽ抜けのトラブルが発生してしまいます。
僕自身以前まではフロロラインにも使っていましたが、すっぽ抜けで魚を逃したため、それ以来使っていません。
PEラインに使う場合には大きな効果を発揮しますので、今まで使ったことがない方は使ってみて下さいね。
詳しいPEにシュのインプレ記事はこちら!
⇒PEにシュッの使い方とインプレ!ベイトリールの飛距離アップ!
ベイトリールの簡単メンテナンス動画
YouTubeにベイトリールの洗い方から簡単なメンテナンス方法をアップしました。
5分ほどで出来るので、是非参考にしてみて下さいね。
一年に一回はバラシてオーバーホールする方が、長期間ベイトリールの回転が良くなります。
ベイトリールはキャスト時、巻いている時に内部に水が入るので、グリスが徐々に流れてしまいますからね。
パーツオイルで洗浄して、新しくグリス塗るとまた巻き心地が復活します。
またオーバーホールの動画をアップしますね。
最後に
ベイトリール歴20年の管理人が教える簡単メンテナンス方法ということでお届けしてきました。
海水でベイトリールを使った時は釣行後、必ず水洗いして乾燥させ、オイルとグリスを注油をすることが大切です。
僕もたまにめんどくさいなーなんて思う時もありますが、それ以上に大切なリールの寿命を縮めるのはショックが大きいです。
是非あなたもメンテナンスをして末永くベイトリールを使って行きましょう!
スピニングリールの簡単メンテナンス方法の記事はこちら!
⇒スピニングリールの簡単メンテナンス方法を徹底解説!