こんにちは、HAJIMEです。
ヘビキャロって小規模な野池ではほとんどやることはないですが、琵琶湖や広大なフィールドのおかっぱりからバスを狙うには必須の仕掛けとなります。
ヘビキャロが有名になったのは天才釣りYouTuberのマスゲンさんの影響が大きいのではないでしょうか?
僕も影響を受けまくったバサーの一人です(笑)
あまり馴染みのないリグでしたが、淀川でやってみたらマジで釣れる!
今回はヘビキャロ仕掛けの作り方を始め、マスゲンさんがどうやって琵琶湖のデカバスをゲットしているのか動画を紹介すると共に、おすすめのシンカーやワームについて完全解説していきます。
目次
ヘビキャロとは
ヘビキャロとはヘビーキャロライナリグの略であり、正式名称は「サウスキャロライナリグ」
これはアメリカのサウスカロライナ州の発祥からこの名がきています。
テキサスリグやアラバマリグもその州の名前が付いていますよね?
もし日本が発祥なら大阪リグとか滋賀リグとか名前が付いていたのでしょうか?
そう考えると面白い!
ヘビーとはシンカーの重さであり、明確な基準はないですが、一般的に1/2oz(14g以上)のことを言います。
ヘビキャロは遠投できるノーシンカーと言われており、琵琶湖の浜から100メートル近くロングキャストし、沖のウィードに回遊しているデカバスをゲットするための仕掛け。
おかっぱりからノーシンカーの水中でフワフワ漂うワームをフィッシングプレッシャーのかかっていないエリアに送り届けることができるのが最大のメリットです。
もしボートから釣りをするならヘビキャロをする必要がありません。
その場にいってノーシンカーやテキサスリグをキャストすれば済みますからね。
琵琶湖では2つのスイベルがある、三又ヘビキャロが主流であり、僕自身も淀川のおっぱりから三又ヘビキャロを大遠投しています。
根掛かりしにくいのもメリットでおかっぱりから離れたポイントにバスがいる。
でもハードルアーのバイブレーションやスピナーベイトでは喰わせることが出来ないときに大活躍するリグですね。
三又ヘビキャロ仕掛けの作り方
琵琶湖では三又ヘビキャロが主流となっており、今やヘビキャロと言えば三又ヘビキャロのことを指します。
ここでは三又ヘビキャロの仕掛けのリグり方について解説していきます。
先ずはマスゲンさんの動画を見てましょう。
この動画内で琵琶湖で使うヘビキャロのリグり方は完全に網羅されています。
非常にわかりやすく、これを見ればマスターできるといっても過言ではないですね。
一つずつピックアップして行きましょう。
ヘビキャロのおすすめタックル
- 【マスゲンさんのタックル】
- ロッド:ジャクソン ブラストビーツ BBC-73MH
- リール:シマノ カシータスMGL101HG
- ライン:フロロマイスター14ポンド
- 【管理人のタックル】
- ロッド:ポイズンアドレナ172MH-2
- シーバスロッド:ラテオ97MB・Q
- リール:15メタニウムDC HG
- PEライン用リール:17エクスセンスDC XG
- フロロライン:R18フロロリミテッド14ポンド
- PEライン:パワープロZ 1.2号
- 8センチ
- 12センチ
- 15センチ
- 20センチ
- 3/4oz(21g)
- 1oz(28g)
- 投げ続けるのが辛くなる
- 重りが重すぎると着水音が大きくなる
- バスに違和感を与えてしまう
- ウィードに絡まりやすくなる
- ノーシンカーのアクションがよくなる
- 根掛かりした際、リーダーの結び目が切れてシンカーが付いているのは方はロストしにくくなる
- 例 メインライン:14ポンド
- リーダー:10ポンド
- キャストの後、着水フォールの止め時間は20秒~30秒
- ズル引きは1メートル~2メートルだけロッドワームで動かすイメージ
- ズル引き後の止める時間は10秒~30秒
- 止めている時のロッドの角度は45度、ティップとラインは90度だとアタリがとりやすい
- 一投最低でも7分、8分かける
- アタリがあればフルフッキングでバスの顎にフックを掛ける
ロッド
ロッドは7フィート以上ロングロッドでMH(ミディアムヘビー)かH(ヘビー)クラスの硬さがおすすめ。
ロッドが柔らかいというやりにくいです。
6フィートのM(ミディアム)クラスのロッドでも出来なくはないですが、飛距離と使えるシンカーの重さが1/2oz(14g)程度のものまでになるので大遠投するとなると不利。
慣れてきたら8フィートや9フィートのベイトシーバスロッドを使うと圧倒的な飛距離のアドバンテージで誰もが届かない沖のポイントを探れるようになります。
ちなみに僕はシーバスロッドでヘビキャロをやることが多くなりました。
シーバス用のベイトロッドはMクラスでも硬く出来ているので、問題ありません。
僕が使っているダイワ、ラテオのベイトモデルは97MB・Qは50gまでが適合ルアーウエイトなので1ozのシンカーをフルキャスト出来ますね。
9フィート7インチのレングスから周りのバスロッドアングラーより遥かに飛ばすことができ、キャスト時にラインの垂らしが長いヘビキャロでもキャストがしやすいです。
その分タックルは重くなるので、しんどくはなりますが、普段からベイトでショアジギングもやっているので慣れましたね。
所有ロッドのインプレ記事はこちら!
リール
リールはシマノの15メタニウムDCを使っています。
PEラインを使う場合は17エクスセンスDC。
ハイギヤの方がリール一回転で巻きとれる量は多くなりますので、沖でヒットしたバスを早く手前に寄せてくるためにもハイギヤ以上を推奨。
DCリールは遠投すると「ギュイーン!」というDC音がずっと続くので投げているだけでめちゃくちゃ楽しい!
DC音を聴くとボウズでも何とか許せます。
夢にもDC音がエンドレスで流れてきたことがありますね。
こうなってくるともうDC音中毒(笑)
バックラッシュもほぼしないので使っていて安心感が違いますよ。
15メタニウムDC、17エクスセンスDCのインプレ記事はこちら!
ライン
メインラインはR18フロロリミテッドが現時点で最強なラインだと僕は断言します。
価格面、根ズレ耐性、扱いやすさを総合してフロロラインで総合してナンバー1。
14ポンドを基準にして根掛かりしやすい場所やウィードの濃さで16ポンドのフロロラインを使い分けています。
頻繁に巻き替えるのであれば、フロロマイスターもおすすめ。
ナイロンラインはフロロラインに比べてよく伸びるので、50メートル沖でフッキングしても力が分散し上手くいかない為使わないこと。
PEラインは主にシマノのパワープロZの1.2号~2号を使用中。
PEラインは感度が抜群にいいので、80メートル先の魚のバイトでも明確に手元に伝わってくるのが大きなメリット。
デメリットは最低でも1.2号以上でないと根ズレ、バックラッシュで高切れします。
海でPEラインに慣れてしまうとフロロに戻った時、感度の悪さに
「なにこれ?水中のことが全然伝わってこない!」
PEに慣れるとフロロラインに戻れなくなるのがデメリットかも。
砂地で根があらくない場所では是非PEラインを使ったヘビキャロをやってみてください。
きっと感動すると思います!
目安としてPE1.5号だとフロロの25ポンドを30センチほど。
琵琶湖キャロワイヤー
マスゲンさんがおすすめしているデコイの琵琶湖キャロワイヤー。
釣り具店によっては中々置いていないぐらい人気のワイヤーです。
リグが絡まるのを防ぎ、ワイヤーなのでウィードが切りやすく、感度がよくなり根ズレ耐性が抜群。
ワイヤーの長さは
おすすめは15センチと20センチです。
理由として8センチ、12センチの短いワイヤーだと三又のスイベル部分がストラクチャー「スッポリ」とハマり根掛かりしてしまう可能性が上がってしまいます。
できれば、15センチ、20センチあった方が高さ出来る分、岩の間にスタックして仕掛けをロストする確率を減らすことが可能。
ワイヤー部分が長い分キャストはしずらくなってしまうので、練習あるのみです。
他にはよし屋式三叉キャロワイヤーも使っているバサーが多いです。
上記画像のような三又のサルカンは耐久性が低いので使用しない方がいいです。
根掛かりを外そうと引っ張ったり、デカバスのファイト時に強引に寄せてくるとスイベルが折れることがあります。
ある程度使ったサルカンは手で簡単に曲がりますからね。
根掛かり時に引っ張ったらラインの結び目からでなく、金属疲労でスイベルが折れて返ってきた経験があり。
耐久性を考えると琵琶湖キャロワイヤーのような3点スイベルを使っているものを使用する方がいいでしょう。
フローティング三又キャロシステム
ザップからダウザー俺達。こと秦拓馬プロがプロデュースしたフローティング三又キャロシステム。
中を開けると
ダウザーからの贈りものの文字。
全体的な仕掛けはこんな感じ。
これはスイベル部分が水中でサスペンドする設計になっており、ノーシンカーのワームが水中でユラユラとフォールする時間を長くすることが出来ます。
これによりバイトチャンスが倍増。
またスイベルが浮くことにより、根掛かりの回避率を大幅にアップさせることに成功しました。
詳しくは秦さんが動画内でわかりやすく徹底解説されています。
根掛かりが少ない場所ではフローティング三又キャロシステムが最強ですね。
ヘビキャロのシンカー、重さは?
シンカーの重さは
この2種類があればOK。
最初は21gを使用し、慣れてくれば28gをメインで使うといいです。
広大な琵琶湖を攻略するのに36gのシンカーの方が遠投は出来ますが、
以上のようなデメリットがあります。
状況に応じて使うシンカーの重さを選択するほうがいいですね。
シンカーの種類はどのメーカーでも大差ありません。
ただし、形状はスティックタイプの物を選択すること。
丸型だと根掛かりしやすいのでおすすめ出来ません。
僕はマスゲンさんと同じく、デコイのヘビースティック21g、28gを使っています。
他にはコスパに優れた加藤精工のスリムシンカーCB28g
マスゲンさんが言うようにデコイのキャロワイヤー、シンカーで揃えたいという気持ちはよくわかりますね(笑)
こだわりがなければシンカーはスティックタイプであればどこのメーカーでも大丈夫です。
オフセットフック
オフセットフックに関してもデコイで揃えています。
キロフックワーム17をメインにデカバスに対応するにはキロハイパーワーム13。
最強の強度を誇るオフセットフックなので相当な力が掛からない限り曲がりません。
細軸の方が沖でバスをかけた時のフックの貫通性能は上がります。
ただし、ロクマル、ナナマル級のデカバスがくる可能性が高いのが琵琶湖。
フックを曲げられてバラしてしまっては絶対に後悔します。
「あーバレた!フック曲がってるやん!」
そうならないためにも太軸フックを使っているほうが心強いですよ。
PEライン使用時は伸びが少ないので太軸フックでもパワーのロスなくフッキングが可能。
ザップのパイルドライバーはノーシンカーリグをコークスクリューワームキーパーで固定することができます。
フッキング率を重視せずにワーム持ちを重視する場合は使うといいですよ。
またリングが付いているリングドパイルドライバーはノーシンカーの動きを最大限にいかせるようになっており、ワームの「倒れこみアクション」でバスを誘います。
リーダーの長さは
マスゲンさんはメインラインよりリーダーのラインを細くしているそうです。
メインラインよりリーダーの方を細くすると
以上のようなメリットがあります。
しかし、僕はほとんどの場合、リーダーはメインラインのフロロと同じ太さ(号数)のものを使っています。
確かに細いラインの方がワームのアクションはよくなるのですが、メインラインよりもリーダーを細くしてしまうと、細いリーダーに負担がかかりラインブレイクの可能性が上がってしまいます。
そこでメインラインが14ポンドだとリーダーも14ポンド、もしくは16ポンドと太くすると安心。
リーダーの太さをどうするかはフィールドやポイントによって変わってきますので、状況に応じて使い分けが大切です。
リーダーの長さに関して、マスゲンさんはキャストのしやすさとバスの食わせを考慮して1メートルがベストとおっしゃっています。
リーダーの長さは長ければ長いほどいいというわけではないので、1メートル前後で自分の身長とロッドとの兼ね合い、投げやすいリーダーの長さを設定すること。
ヘビキャロの釣れる動かし方・アクションの極意
天才釣り師マスゲンさんが琵琶湖でどうすればヘビキャロでバスが釣れるのか初心者にもわかりやすく解説されています。
アクションの基本はズル引きとステイ。
重要事項をまとめます。
この間にバスがバイトしてくることも多いのでラインを張って神経を集中させておくこと。
ヘビキャロおすすめワーム5選
おかっぱりからのヘビーキャロライナリグに最適なワームは空気抵抗が少なく、フォールが比較的ゆっくりな低比重ワームを選択する方が吉とでる場合が多いです。
ズル引きだけをするなら高比重ワームでも問題ありません。
ゲーリーヤマモトはどれでも使えますね。
最終的にはバスが釣れた経験のあるワームを信じて使うことが一番釣果につながりますよ。
ここでは実際に僕が使ってるワームと全国の釣果情報から実績のあるヘビキャロワームを厳選して6つ紹介していきましょう!
ブルフラット3インチ
マスゲンさんが琵琶湖で爆釣していることから入手困難になったデプスのブルフラット3インチ。
釣り具屋では5.8インチは置いているのですが、3インチ、3.8インチは見たことすらありません。
田舎の釣り具店にいけば並んでそうな予感。
「いやいや!こんな形のワーム見たことないしホンマに釣れるん?」
そう思っていましたが、マスゲンさんの動画を見るなりデカバスを釣りまくっている。
しかもロクマル!
ブルーギルに似せたワームでもはや琵琶湖で釣果をもたらしてくれる伝説のワームと言ってもいいですね。
シザーコーム3.8インチ
ジャッカルから発売されている、シザーコーム3.8インチ。
どんなリグでも万能的に使えるのでヘビキャロとの相性も抜群。
巻きシザーという特殊な使い方もあります。
ステイさせた時に触手やアーム部分がわずかな水流で「ピロピロ、ユラユラ」と動きバスに強烈にアピール。
ノーシンカーでゆっくりとフォールさせればバスは嫌でも反応してしまいますね。
困った時にはジャッカルのフリックシェイクかシザーコームというぐらいに信頼しているワームでよく釣れます。
スイングインパクト3.5インチ
昔からあるケイテックのスイングインパクト3.5インチ。
コスパがいいのが最大の魅力ですね。
超スローにゆっくりと巻いてきてもテールが「プルプル」と動き、ボディを震えさえバスにアピールします。
パッケージもクセが付けにくいようになっており、コンパクトなのでオカッパりバッグに入れてもかさばりません。
カラーも豊富で鉄板のグリパンからチャート系、琵琶湖の北湖ならクリア系がおすすめ。
さらに飛距離とアップさせたい時は3インチでもいいですね。
ウォブルシャッドニンジャ3インチ
ノイケのウォブルシャッドニンジャ3インチ。
僕のホームである淀川を攻略するには欠かせないワームです。
ダウンショット、ノーシンカー、ジグヘッドで使用することが多いですが、キャロでも問題なく使用できます。
ケイテックのスイングインパクトと形やワームの匂い、アクションは似ています。
こちらもスローに動かしてもテールが「ブルブル」とアクションするのでバスへのアピール力は高いですね。
コスパもよく針持ちもいいので経済的。
スパテラ3インチ
常吉リグの生みの親、村上晴彦さんの一誠から発売されているスパテラ。
僕はダウンショットリグがネコリグで使うことが多いですが、ヘビキャロでも3インチと4インチは使っています。
ワームの針持ちはそこまでよくありませんが、常吉ワームの生まれ変わりとしてスレバスに効果的なことは間違いないです。
パドルテールのストレートワームが微振動を起こしてバスにアピール。
パッケージが一つ一つ区切られているのでワームが曲がったりしないのがいいところですね。
ドライブクロー3インチ
OSPのドライブクロー3インチです。
クロー系ワームの中で絶大な信頼を寄せています。
ジャッカルのシザーコームのように触手(足)が「ピロピロ」動くのと同時に大きなハサミが「パタパタ」と
まるで本物のザリガニが生きているかのようなアクションに惚れました(笑)
テキサスリグやジカリグではドライブクローの4インチの方がいいですが、キャロの場合空気抵抗が大きくなるので3インチの方が遠投は出来ますね。
アピール力をあげたい場合は4インチを使うといいでしょう。
初心者でもボトムをズルズルと引いてくるだけ簡単に釣れてしまうのでマジでおすすめします!
カラーは基本的に何でも釣れますが、琵琶湖の南湖ではグリパンを基本とし、クリア系とブラック系があれば、どんな状況にも対応出来ます。
最後に
マスゲンさん直伝によるヘビキャロの仕掛けの作り方について解説してきました。
琵琶湖のメジャーポイントである、におの浜や浜大津など常にバサーが岸におり、プレッシャーのかかっているポイントで釣るにはいかに誰よりも遠くに飛ばすかかが釣果の分かれ目となります。
そして何より大切なのはワームのステイ・止めの時間を10秒~30秒取ること。
上記で紹介したおすすめワームの中でシザーコームやドライブクロー、スイングインパクトは比較的どこの釣り具店でも置いているので、入手しやすくめっちゃ釣れます。
是非あなたもこの春のシーズンにヘビキャロで夢のナナマル捕獲を目指してみましょう。
僕もデカバスゲットの感動を味わえるように頑張ります!
ヘビキャロにおすすめなロッドについて以下の記事でまとめました!
シーバスロッドは異次元の飛距離が出ますよ!
⇒琵琶湖のヘビキャロで飛距離抜群なおすすめロッド5選!シーバスロッドは最強?