こんにちは、HAJIMEです。
青物をショアジギングで狙う際に疑問に思うのが
「メタルジグにトレブルフック、アシストフックは付けた方がいいの?」
という点です。
「アシストフックだけだとフッキング率が悪くなりそうだし…」
そう思う方が多いのではないでしょうか?
今回はメタルジグにトレブルフック(トリプルフック)、リアフックを付けた方がいいのか?
釣り歴22年の管理人がメリット、デメリットについて解説します。
目次
メタルジグにトレブルフック、リアフックを付ける?
結論から言うと僕は青物狙いの場合、メタルジグにトレブルフック、リアフックはつけません。
僕はフッキング重視でツイン、ダブルのアシストフックを使用中。
先ずはトレブルフックを付けたことによっておこるデメリットを5点解説。
根掛かりが多くなる
リアにトレブルフックを装着するとやはり根掛かりのリスクは上がってしまいます。
メタルジグの釣りは底をとることが重要な釣りです。
ジャークからのフォールでヒットすることが多いので底を取らないで使うことはあまりありません。
ボトム(底)が砂地になっており、一切引っかかるものがないというのであれば、根掛かりはしませんが、海の底は複雑なのでボトムに放置して潮でジグが流されると間違いなく根掛かりしてしまいます。
根掛かりしたのが、朝の時合いなら万事休す。
タックルを一本しか持って行ってなければ、みんなが釣れてるのを横目で見ながらFGノットタイム…
ナブラが発生している時に隣の人とお祭りしてしまい、ジグを放置していたら根掛かりしてしまった経験がある方も多いはずです。
そうならとせっかくの時合いを逃してしまうことになるので、青物を狙う時は根掛かりのリスクを減らすためにもアシストフックのみの方がいいです。
メタルジグも500円~1000円。
タングステンジグだと2000円以上するのでロストすると痛いです。
メタルジグがエビになる
メタルジグがフォールした時、激しくしゃくった時に急に重くなることがあります。
「あれ?なんか釣れた?」
そのほとんどがメタルジグのトレブルフックがリーダーに絡む、いわゆるエビ状態。
エビになるとジグ本来のアクションをしないので、釣れる確率は大幅に下がります。
活性の高い状態ならエビになっていても魚がバイトしてくることはあるかもしれませんが、僕は今までの経験上一回もないです(笑)
時合いの時にエビになると、一回のキャストが無駄になってしまいますよね。
僕はエビになるのがストレスなので、トレブルフックは付けないです。
メタルジグの動きが悪くなる
リアにトレブルフックを装着してしまうと明らかにジグの動き、アクションが悪くなります。
釣具店でパッケージを開けた時にすでにトレブルフックが装着してあるジグでも外すとわかりますが、フォールのアクションがよくなっています。
それにロックショアから青物を狙う人でリアフックを付けているアングラーはほぼいないですね。
根掛かりのリスクもあるのでシングルフックを使う人が多いです。
やはりジグの動きを優先して付けていないということ。
ただし、ショートバイトが多く中々針掛かりしない時は状況に応じで付ける方がヒット率は上がります。
ツバスサイズが数多く回遊しているとアシストフックに一匹、リアフックに一匹とダブルヒットすることもあるので楽しめます。
フックの貫通力が下がる
ブリなど大型の青物の場合トレブルフック一本掛かりという状況では高確率でフックが伸びたり、バラシの原因になりますね。
これはシングルフックに比べてフックの貫通力が下がるので、フックの懐までしっかりと刺さらないとバレやすいです。
メタルジグに太軸の大きなトレブルフックを付けるとアクションが著しく悪くなるので、あまり大きくはできません。
よってトレブルフックの方がフッキング率はいいですが、かけてからばらしにくいのはアシストフックです。
ネットに入れる時バレやすい
堤防で抜き上げきれないような大型の青物が釣れた場合、ランディングネットを使うことがありますが、タモ入れの際、トレブルフックがネットに引っかかりバラシてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか?
僕自身70cmはあるメジロをタモ入れ時にミスをしたことがあります。
一度ネットに魚が入ったのに悔しかったですね(笑)
上記の動画で決定的瞬間を公開していますので、是非ご覧ください。
やはり原因はトレブルフックがネットに引っかかってバラシ。
メタルジグではなく、メタルバイブだったのでフッキング率はいいですが、ネットに絡むリスクが高いですね。
また釣り上げてからもトレブルフックはネットに絡まって外すのに苦労します。
一方シングルのアシストフックの場合は魚のネットインもスムーズに出来ますし、釣り上げてからも針外しが楽なので時合いの時の手返しがよくなります。
トレブルフック、リアフックのメリット
一方、トレブルフックやリアフックをつけたメリットについて解説します。
フッキング率アップ
トレブルフックを付けると、アシストフックだけよりフッキング率はアップします。
青物のサイズが小さい、ショートバイトが多くなかなかフッキングしない時には付けた方がいいでしょう。
底をとっても根掛かりしない場所では付けていた方がバラシのリスクは減りますね。
フラットフィッシュであるヒラメやマゴチ、根魚を狙う時にトレブルフックを付けていた方が針掛かりはよくなります。
スロー系のジグでリアフックにシングルのフックを付けてもエビにならないなら付けていた方がいいでしょう。
タチウオ、サゴシ対策
タチウオや青物でもサゴシをメインで狙う時にはトレブルフックを付けたメタルジグを使っています。
理由としてアシストフックだけだと、鋭い歯で切られる恐れがあるからですね。
タチウオやサゴシが釣れた後リーダーを確認してみるとザラザラになっていることがよくあります。
しゃくってるときにに糸ふけをだすとメタルジグとリーダーが重なることがありますが、その時にバイトされるとリーダーを切られますね。
タチウオカッター、サゴシカッターと言われますが、活性がいい時だとFGノットのノット部分にもバイトしてくることがあるので防ぎようがありません。
リアにトレブルフックを付けるとタチウオやサゴシのような噛みながらバイトしてくる魚に対しては有効。
青物狙いでサゴシやタチウオが釣れてしまうことは多々あります。
アシストフックにワイヤーが入っているものをあるので必要に応じでこういったアシストフックを使うのもあり。
青物狙いではトレブルフックは付けない
以上のようなメリットはありますが、青物をメインターゲットとして狙う時はアシストフックは付けていません。
狙いは大型のブリですからね。
ブリやヒラマサ、カンパチなどの青物は周りの水と一緒にジグを吸い込むように頭側からバイトしてくるのでリアにフックがある意味があまりありません。
トリプルフックに大型の青物がかかってフックが伸びると勿体ないですからね。
僕の中ではメリットとデメリットを比べた時、付けないメリットの方が大きいと思います。
YouTube動画で解説
YouTubeでもメタルジグにトレブルフックを付けるのか?付けないのか?解説しましたのでご覧ください。
最後に
ショアジギングで青物をメタルジグで狙う時にトレブルフック、リアフックを付けるのかという点について僕の考えを述べてきました。
- 青物を狙う場合はトレブルフック、リアフックは付けない
- サゴシ、タチウオを狙う時は付ける
- ショートバイトの時は付ける
という感じですね。
細かい所ですが、適材適所でフックを使い分けて青物の釣果アップを目指しましょう!