こんにちは、釣りYouTuber、STELLA PLANET(ステラプラネット)のHAJIMEです。
大阪の泉佐野市にあるリール屋「ピカレスクさん」
ネットやSNSでの評判が非常に高く、オーバーホールを依頼するならピカレスクさんだと前から決めていましたね!
今回、スピニングリールが異音がするのと、3年間ソルト(海)で使用してきて一度もオーバーホールをしていないベイトリールを持ち込みでお願いしてきました。
ピカレスクさんの料金体系や依頼する時に注意するポイントも解説します。
リールのオーバーホール、修理の依頼をするか迷われている方は参考にしてみて下さい。
目次
リール屋ピカレスクとは
リール屋ピカレスクさんにリールのオーバーホールをお願いして来ました!
3年オーバーホールしていなかったベイトリールが新品の巻き心地に!
ありがとうございました! pic.twitter.com/Wb1EqpmAkm
— HAJIME@STELLA PLANET (@hajimewind) February 21, 2021
大阪の泉佐野市にあるリール屋ピカレスクさん。
- 営業時間:13時~20時
- 定休日:火曜日 第2第4月曜日
- 住所:〒598-0043 大阪府泉佐野市大西1丁目6-3
- 電話番号:072-462-0163
- 携帯電話:070-6683-3733
- メールアドレス:heddon01jp@yahoo.co.jp(問い合わせや予約はメール)
- 南海本線泉佐野駅下車徒歩3分
2012年に開業され2021年の9月で9年目を迎えられるそうです。
最新のリールから古いリールまで修理やメンテナンス、オーバーホールすることが出来ます。
ハンドルを回すだけで異常ヶ所がすぐに特定され、ベイトリールのオーバーホールは何も問題がなければ15分もかからず終わってしまうまさにプロの神業。
シマノやダイワ、アブガルシアのリールで古いものはメーカーに部品がないことが多く、断れることがありますが、ピカレスクさんはそんな難解のリールでも直してしまうと言うのが驚きですね。
その腕はブログやSNSで瞬く間に広まり、全国各地からリールが届けられ、作業場の横に山のように依頼リールが積み上げられています。
特に釣りシーズンオフの1月~3月は直接店舗に持ってくる釣り客が多いようですね。
ピカレスクさんのお隣は奥さんのお好み焼き屋さん「Sパラ」があります。
リールを持ち込みでオーバーホールすると5%オフの割引あり。
今回は時間がなかったので、次回行く時は食べたいです。
ピカレスクさんのブログ
⇒リール屋ピカレスク!
⇒キャット&リール!
駐車場
リール屋ピカレスクさんには駐車場はありません。
車で行く場合、近隣のコインパーキングを利用する必要がありますね。
一番近く、駐車料金も安いのが「ラッキーパーキング泉佐野駅前」
- 60分100円
- 24時間500円
ここから徒歩2分ぐらいで到着します。
僕は電車でいきましたが、電車だと南海泉佐野駅から徒歩3分ぐらい。
駅から近いのも嬉しいポイントですね。
リール屋ピカレスクの料金
ピカレスクさんの料金体系について紹介します。
基本的にはオーバーホールの代金。
オーバーホールはリールは分解して、各パーツの洗浄、組み立て、グリスアップ、巻き心地の調整まで行います。
ここからベアリングや部品が錆びていた、壊れていた場合、その分パーツの料金が上乗せされます。
塗装に関しては塗装の職人さんが体調不良により、今はお受けできないそうです。
面白いのは割引制度があり、土日祝日のみ女性は500円オフになります。
中学生以下は随時500円オフ。
釣りガールでなくても子供や嫁、彼女、友達でもいいので一緒に連れて行くとさらにお得になりますね(笑)
高校生以上の学生はメンテナンスの基本料金から2割引き。
※学生証の提示が必要な場合もあります。
身障者や後期高齢者はメンテナンスの基本料金から3割引き。
※身分証明書及び障碍者手帳の提示が必要な場合もあります。
ベイトリール
- ベイトリール(淡水):2500円~3500円
- ベイトリール(海水):3000円~4000円
- ジギングリール及び中型両軸:3500円~5000円
- ダイレクトリール:1500円~2500円
- 大型両軸及びレバードラグ:4500円~6000円
- トローリングリール:5000円~10000円
シマノのDCリール(アンタレスDCなど)のDCユニットの分解は行っていないようです。
DCユニットに異常がある場合はメーカーに出すしかないですね。
スピニングリール
- スピニングリール小型:2500~4500円
- スピニングリール中型:3500~5000円
- スピニングリール大型:4500円~7500円
- レバーブレーキ:4500円~5500円
チューニング・調整
- アンバサダーリールのチューニング(ピカチューン):4500円~5500円
- 注油及び調整:300円~
- ボールベアリング:500円~
- ボールベアリング(超高回転):1250円~1500円
ピカチューンは回転の悪いアンバサダーリールが超高回転リールに生まれ変わるチューニングです。
リール屋ピカレスクの依頼方法
ピカレスクさんにリールのオーバーホールを依頼する方法は2つ
直接持ち込みか発送です。
それぞれ詳しく解説します。
直接持ち込み
直接店舗にリールを持ち込んでオーバーホールをして頂きます。
即日対応で作業を見学させて頂くことも可能なので勉強になりますね。
持ち込む際は事前にメールで予約が必ず必要。
⇒heddon01jp@yahoo.co.jp
予約なし、飛び込みでの持ち込みは遠慮しているそうです。
作業中やお客さんとの対応中は電話に出れないことも多いそうですので、メールで要件を端的に伝えた方が確実ですね。
メールには名前や電話番号、持ち込むリールの台数、症状、予約可能な日時など必要なこと記入
一度のメールで要件がわかるようにすると、ピカレスクさんの負担も少なくなります。
作業台数はリールの状態、予約状況によります。
僕はベイトリールのオーバーホール1台
スピニングリールの調整2台
僕は15時に予約をして行きましたが、16時には次の予約の方がいました。
1時間しかないので、ベイトリールのオーバーホールなら3台が限界ですね。
ステラのようなパーツが多い複雑なリールは2台まで
完全なオーバーホールではなく、10分ほどで終わる調整程度なら複数台可
メールでの予約時に作業可能台数を確認する方がいいです。
発送
全国から発送でリールのオーバーホールを依頼することも出来ます。
料金は振込、代金着払い
事前にメールで問い合わせて、作業可能か確認してから送るようにしてください。
常に持ち込みのお客さんがいるため、発送分はどうしても後回しになります。
納期は受付状況により変化します。
3月4日現在は半年程度の待ち時間が発生していますが、3月15日以降は数か月になります。
納期に関しては常に変化しますので、メールで確認するようにしてください。
すぐにオーバーホールの作業を依頼したい場合はメールで予約して、直接持ち込んだ方がいいですね。
ピカレスクのオーバーホール作業工程
今回撮影、掲載許可を頂き、リールのオーバーホール作業工程を撮影させて頂きました。
持って行ったリールは
- 19ステラSW8000HG
- 20ステラSW6000HG
- 17エクスセンスDC
ほかにも18アンタレスDCMD、15ツインパワーSW6000HGも持って行き、なるべく時間のかからないリールをお願いすることにしました。
ステラSWの異音の原因は?
先ずはステラSW
ドラグを締めこんでハンドルを回すとどこか擦れたような「キュルキュル」音がなります。
ドラグを締めないと音がしないんですよね。
ネットで調べてみると同じ症状になっている人がちらほら…
実釣には何の問題もないのですが、ショアジギングをしている時に音がなると気になってしまいますよね。
ステラ使っているのにモチベが下がっては釣れる魚も釣れません(笑)
HAJIME「この音を消したいのですが治りますか?」
ハンドルを数回回すピカレスクの店主さん
店主「治りますよ!10分もかからないですね。思い当たる所が2ヶ所です。」
原因がすぐにわかったらしく、すぐにメインシャフト付近のネジをドライバーで外し始めました。
10分で異音が解消
店主「これはメインシャフトのオイル切れですね。」
オイルがなくなると摩擦抵抗が大きくなり音がなることがあるようです。
僕はメンテンナンスでオイルを注していたのですが、のゴムパッキンのような部品がオイルをガードしてしまうようです。
今までのメンテンスは間違っていたのかもしれません(笑)
オイルを数滴さしたら見事異音は解消しました。
時間にして10分ほどですね。
その後2台目のステラSWも同じ原因でオイルを注すと異音は解消しました。
15時10頃から作業開始して15時30分
20分で解決
説明なしなら10分もかかっていないですね。
ベイトリール(17エクスセンスDC)のオーバーホール
16時から次のお客さんの予約があるようで残りは30分
3年間青物やタチウオ用に使っているシマノの17エクスセンスDCのオーバーホールをお願いしまいた。
釣行後水洗いのオイル注油のメンテナンスは必ずしていますが、17エクスセンスDCはドラグがあって自分で中を開けるには難しそうだったので、気付いたら3年の月日が経過していまいた(笑)
店主さんにリールを巻いてもらい
HAJIME「リールの巻き心地はどうですか?」
店主「んー70点ぐらいですね笑」
そう言うともの凄いスピードでベイトリールがバラバラに分解されて行き、あっという間に一個一個のパーツになりました。
パーツクリーナーや歯ブラシを駆使してリール内部に入り込んだ塩の結晶がどんどん取り除かれていきます。
マイクロモジュールギアを機械で磨く
錆びや塩が付着しているマイクロモジュールギアを機械でキレイにしていきます。
みるみる内にキレイになっていくパーツ達!
3年分の汚れが落ちています(笑)
ギアはかけたり、摩耗している部分はなかったのでまだまだ使えそうでよかったです!
ギアの部品は古いグリスや汚れで真っ黒!
歯ブラシでこすると新品のようにキレイになりました!
ベアリングは完全に固着
ベアリングは完全に固着しているのが1個、2個はまわすと「ゴロゴロ」
塩でガチガチに固まっています。
全部でベアリングは3個交換することになりました。
やはりいくらソルト用ベイトリールと言っても、定期的にオーバーホールをしないとダメですね。
半年に1回ぐらい中を開けていればベアリングは交換せずに済んだかもしれません。
釣行頻度にもよりますが、淡水なら1年に1回、海水なら半年の1回のオーバーホールで新品の状態を維持できそうです。
洗浄が終わり、バラバラに分解されていたパーツがどんどん組み上がっていきます。
ギアなどにグリスを塗り、完成間近!
17エクスセンスDCのドラグはくせもの!?
17エクスセンスDCにはドラグがついています。
これの調節がかなり難しいらしく、メーカーにオーバーホールを出して返ってきたのをピカレスクさんがさらに調整することもあるそうです。
一発でドラグ調節が終わり完成です。
最後にピカレスクさんのシールをリールに貼って頂きました。
時計を見てみると15時53分
時間内に余裕で間に合いました。
次の方は15時42分頃、到着してチャイムを鳴らされていましたね。
時間としては予約時間の3分前ぐらいに到着してチャイムを鳴らすのがベスト。
持ち込みで遅れる場合は必ず連絡を入れること
3台分のオーバーホール、メンテナンスの料金は?
今回お願いしたのは3台
- 19ステラSW2台の調整:500円×2
- 17エクスセンスDCのオーバーホール:4000円
- ボールベアリング交換:500円×2 700円
総額6700円
メーカーにオーバーホールに出すと、この値段の2倍ぐらいになるかもしれません。
またリールの異音やゴリ感を発見できずに、異常なしとしてそのまま返ってくるパータンもあるそうです。
人間それぞれ感覚が違いますから、難しい問題ではありますね。
コスパのいいリールだと新しリールが買えるぐらいの値段になる場合もあります。
ピカレスクさんに持ち込みだと自分で症状を見せて、目の前で作業して頂けるので安心感が違いますね。
その日にメンテナンスが終わり、持って帰れるというものメリット!
リール屋ピカレスクのオーバーホール動画
ピカレスクさんにステラSWの異音解消とベイトリール(17エクスセンスDC)のオーバーホールをお願いした時の動画をYouTubeにアップしました。
実際の作業を目の前で見れるのですごく勉強になりましたね!
最後に
リール屋ピカレスクさんの料金や依頼方法、オーバーホールの作業工程を解説してきました。
目の前でプロのオーバーホールの作業を見せて頂き、分解する速さ、正確性、テクニックに感銘を受けましたね。
18アンタレスDCMDも一度もオーバーホールをしていないので、今度自分で挑戦してみます。
失敗したらピカレスクさんに持ち込みます(笑)
是非あなたもピカレスクさんにリールのオーバーホールを依頼してみて下さいね。
遠方、和歌山や京都、兵庫からでも直接持ち込む方は多いそうですよ!