こんにちは、HAJIMEです。
秋の荒食いシーズンが終わると一年で最も釣れない時期、冬に突入してしまいます。
特に12月、1月、2月は気温、水温の低下により、バスの活性が著しく下がりますね。
10℃を下回ると水の中の魚たちは捕食活動を抑えてしまうので、冬にバスを釣るのは至難の業!
それに伴って釣りをするアングラーの姿も少なくなり、釣り人にとってはシーズンオフという感じはあります。
特に2月は釣りよりフィッシングショーがメインとなる時期。
僕は寒さに強い為、夏よりも冬の方が釣行回数が増えているかも!
なんせ汗かきなもので(笑)
冬バスは中々釣れないものですが、デカバスが釣れる可能性が高く、一匹の価値が非常に高いです!
今回は冬のバス釣りを攻略する3つのポイントとパターン、ルアー・ワームを紹介していきます!
目次
冬バスを攻略する3つのポイントとパターン
冬のバスは水温が10℃を下回ると低活性となります。
見えバスやブルーギルがシャローに浮いている光景を見ることがほとんどなくなりますね。
野池や河川、湖でも生命反応がなくなり、鯉の姿でさえ見ることがなくなってしまうことがあります。
魚はどこに行ってしまったのか?
あれだけたくさんいた魚は消えたわけではなく、冬はほとんど以下の3つのポイントに集まっています。
キーとなるのは水温が安定しており暖かい場所です。
人間も寒い外より、暖かい暖房の入った建物や場所に行くのと同じですね。
温排水・湧き水
寒い冬でも水温が温かいのが、工場の温排水エリアとなります。
琵琶湖でも温排水エリアが冬場の一級ポイント。
滋賀県の北湖の方が南湖に比べて寒いですが、温排水エリアは別です。
そこだけ、工場や家庭から流れ出る温排水が出ているので、冬の釣りをせずとも巻物で釣れることもありますね。
暖かいということはベイトフィッシュも温排水に集まり、そのベイトフィッシュを追ってバスもやってきます。
冬でもそこだけバスのボイル祭りとなることも珍しくありません。
僕がよく行く大阪のマイナーな運河でも工場から温排水が流れ出る場所があり、冬でも水温が高いのでバスの活性が非常に高いです。
また、野池やダム湖では湧き水が発生している箇所があります。
ピンポイントですが、そういった場所を発見できれば、バスが溜まっていいる可能性が高く、冬でも一人だけ爆釣できるスポットになりますよ。
秋のバスと違い、いる場所が特定できるので、温排水スポットを丁寧に探れば冬でもタイミング次第でバスが釣れますね。
シャロー(浅場)エリア
「冬の浅場でバスが釣れるのか?」
と思われる方も多いかもしれませんが、以外にもよく釣れるのが、シャロー(浅瀬)のエリアです。
寒い日が続けば、シャローに生命反応は全くありせん。
しかし日光が出て温かい日が連続して3日以上続けば、シャローにいるベイトを追い回すバスの姿を目撃できるかもしれません。
タイミングさえ合えば、トップウォーターで釣れることもあります。
偏光サングラスをかけて水面をよく凝らしてみればデカい見えバスをサイトで狙うというチャンスもあります。
太陽が一番照っているお昼の時間帯から夕まずめに狙うのがセオリー。
朝まずめは気温が低いのでバスの活性も鈍く、お昼の気温が上がったタイミングでバスも動き出します。
夏から秋にかけて朝まずめは必ず釣り行きたい時間帯ではありますが、真冬の場合はさけた方がいいですね。
寒いのに朝から釣りに行くのもちょっと辛い(笑)
ディープ(深場)エリア
冬と言えばディープエリアのボトム(底)を狙うというぐらい有名ではありますが、僕はほとんど、シャローや温排水で釣っている為、そこまでディープが釣れるというイメージはありません。
よく行く野池や河川ではディープエリアとなる場所がそこまでなく、ストラクチャーがらみのポイントの方が釣果につながっています。
おかっぱりが主体な為そこまで経験がないのも事実。
ボート釣行では魚探を駆使してディープエリアにベイトがいるポイントを一点でダウンショットリグでせめれば、数は釣れると思います。
深い場所というのは水温が安定し、バスが冬眠するために集まっている所であり、目の前に来たベイトのみを捕食して冬を乗り切っているようですね。
ディープエリアに隣接している消波ブロック帯(テトラ)も好ポイント。
ディープエリアのボトムにいるバスがおかっぱりからでも届く足元のテトラ帯に回遊してくるタイミングがあります。
その捕食(フィーディング)のタイミングにバッチリと合えば、冬のデカバスをゲットできるチャンス。
おっかぱりではディープエリアにルアーを届けることが難しいので、バイブレーションやヘビキャロを大遠投して少しでも深場を狙ってみるといいでしょう!
1ozクラスのメタルバイブなら、野池の深いど真ん中にルアーを投入できるので、未開スポットを探るには最適ですね。
秦拓馬プロがジャッカルのバイブレーション、TNトリゴンを使って対岸のテトラまで投げ込こみ、見事にバスをゲットされています。
使ってるリールは16アンタレスDCではありますが、圧倒的な飛距離はバスとの遭遇率を上げてくれるものだと理解出来ますね。
冬バスにおすすめなルアー・ワーム8選
今回実際に管理人が冬バスを釣り上げたルアーを厳選して8つ紹介します!
冬のバスは動きが鈍くなるのでベイトを積極的に追い回して捕食するということは少なくなります。
目の前を通った魚や甲殻類を狙って食べるのでスローに誘えるダウンショットリグかリアクションバイトで反射食いさせるのか鉄板です。
ジャッカル デラクー
冬の定番となりつつあるジャッカルのスピンテールジグ、デラクー。
ブレードが回転してバスを誘い、メタルバイブとしてロングキャストが可能なルアーです。
ただ巻きでは秋の数釣りが楽しめますが、冬はボトムまで一旦フォールさせて、バスの目の前に落とす、リフト&フォールのアクションでリアクションを狙った釣りが効果的です。
デラクーは1ozのモデルがあるので、おかっぱりからでも深場を狙い撃ちすることが出来ます。
冬といえばジャッカルのデラクーでリアクションの釣りを展開すればデカバスに出会える可能性が高いですね。
背ばりチューンをすればボトムにコンタクトさせても根掛かりしにくいのでおすすめですよ!
詳しいデラクーのインプレはこちら!
⇒デラクーのインプレと使い方!背針チューンで根掛かり対策!
エバーグリーン リトルマックス
こちらもデラクーと並び冬の定番、エバーグリーンのリトルマックス。
僕がメインで使っているのが1/2ozのリトルマックスです。
ロングキャストでき、フォールスピードも速く、ボトムをせめることが可能。
効果的な使い方としてリフト&フォール。
ボトムまでルアーが着底した瞬間にシャクるの繰り返し。
目の前にリトルマックスがくると、反射食い(リアクションバイト)を誘うことができ、食い気のないバスを強制的にバイトさせることが出来ます。
人間も顔の前に「パン!」と両手を叩かれると目を閉じてしまうのと同じですね。
リトルマックスのTGというタングステンモデルもあり、よりシルエットを小さくしてリアクションの要素を高めたい時と使い分けています。
詳しいリフト&フォールのやり方は動画に撮影しましたので参考にしてみて下さい。
リトルマックスの詳しいインプレ記事はこちら!
⇒リトルマックスのインプレ!効果的な使い方は?
ラッキークラフト ベビーシャッド
春先から秋に実績が高いのがラッキークラフトのベビーシャッド。
エサと言われるルアーだけあって良く釣れます。
僕が釣り歴20年の中で一番よく釣っているシャッドプラグですね。
もちろん冬にも効果が高く、浅瀬にフィーディングタイムでさしてきたバスを攻略するのに重宝しています。
使い方としてただ巻きからストップ&ゴー、トゥイッチングでリアクションの要素を与えてやるのが効果的。
冬のデカバスは小型のプラグより、一回の捕食で栄養を得ようとする傾向がある為、60SPサイズぐらい大きさがいい時もありますね。
普段僕は50SPをメインで使用しています。
ノリーズ クリスタルS
冬にデカバスに効果があるのが秋に続いてスピナーベイト!
秋に広範囲に散ったバスを効率的に攻略するのにスピナーベイトは効果的でしたが、冬にも実績があります。
僕が冬の時期にスピナベで釣ったメモリアルフィッシュは野池の流れ込みでした!
インレット流れ込みに対してタイトに巻いてくるとプリプリの40アップがヒット!
上がって来たのは真っ白なバスでした!
初めて色素が抜けているバスを釣ったのでビビりましたね!
「冬の寒さで白くなったんかな?」
と思ってます。
このTwitterの画像のような白いバスですね。
ホワイトバス
白っ
これバス? pic.twitter.com/djoEOwN44E— Hasiz" (@hasiz3) 2018年8月14日
こういうのがアルビノバスと言うのか?
話を戻し、僕がよく使っているスピナベが、ノリーズのクリスタルS
タンデムウィローのスピナベて引き抵抗が心地よく、フラッシングが強いので冬場の活性が低いバスをリアクションで食わすには持ってこいです。
この巻き抵抗が少し重く、心地よい振動が僕は好きですね。
ただし針先(フックポイント)があまり鋭くないのでアシストフックを付けてフッキング率をアップさせましょう!
他におすすめのスピナベはこちらの記事で紹介しています。
⇒釣れるスピナーベイトおすすめランキング7選まとめ
ジャッカル フリックシェイク2.8インチ
フリックシェイクは季節問わず1年中安定的に釣れるワームですね。
2.8インチやそれよりもサイズの小さいマイクロフリックはセコ釣りと言われています。
冬バスをどうしても釣りたい、ボウズになりたくない時には最強なワーム。
ワームのサイズが小さいので子バスが釣れてしまうことが多いですが、まれに40アップや50アップといったデカバスも釣れますので、ビビりますね(笑)
冬場にはダウンショットリグで使用しています。
バスがいるであろうポイントで一点シェイクさせれば、低活性のバスも釣ることが可能となります。
出来るだけロッドワークでゆっくりとズル引きさせてスローな誘いが効果的ですね!
村上晴彦プロが考案した常吉リグ(ダウンショットリグ)が流行った当初は爆発的に釣れましたからね!
今ではダウンショットは定番のリグとなりましたが、当初は革命的でした!
ダウンショットリグについては以下の記事を参考にして下さい。
⇒ダウンショットリグの作り方!おすすめの結び方とワーム、シンカーを動画で解説
ゲーリーヤマモト4インチ カットテールワーム
昔からゲーリーヤマモトのワームで定番としてなぜか釣れるのがカットテールワームです。
冬場以外にでも常にワームボックスに入っているいる一軍ワーム。
塩入りワームで高比重、ロングキャストもでき、どこの釣り具店でも置いているので入手しやすいのもメリットです。
ダウンショットリグで使うとステイした時に重い為、ワームが平行をキープ出来ないので、ストラクチャーにタイトに落とし込み、一点シェイクするのがおすすめです。
そのほかゲーリーヤマモトのワームで「ファットイカ」というワームも冬場に実績が高いです。
その名の通り太いイカのようなワームでアピール力が高く、遠投できるのでボトムをノーシンカーで探ることが出来ます。
深場に潜むバスに対して甲殻類をイメージしてアクションさせて誘うといいでしょう。
ゲーリーヤマモト ファットイカ
ゲーリーヤマモトのよく釣れることで有名なファットイカ。
ボリュームあるボディの為、ノーシンカーで使ってもロングキャスト出来るのが最大のメリット。
シンカー付きのフックを使えば、よりロングキャストでき、広範囲を探るのに適しています。
基本的にボトムにいる冬のバスに対して、ザリガニやエビなどの大型の甲殻類を捕食していることがあり、一度で体力を付けようとする大型のバスには有効なワームですね。
カバーの中に入れても根掛かりしにくく、バックスライドセッティングにすれば奥の奥にワームを送り届けることが出来る為、誰もが狙っていない場所に潜む大型バスにアプローチすることが可能。
ノイケ ウォブルシャッド ニンジャ2インチ
淀川の城北ワンドで実績抜群のノイケワームのシリーズ。
子バスからギルまで本当によく釣れます。
何より一番僕が使っている理由はコスパがよくてエビの匂い付き。
入っている本数が多いのでガンガン使っていけます。
ダウンショットリグで使うと浮力で水平キープ出来るのでおすすめです。
テールがブルブルとフォール中やズル引き中に揺れてバスに効果的にアピール。
バスを絶対に釣りたいという時の最終手段として僕は使っています!
YouTubeにノイケのウォブルシャッドニンジャ2インチを使い子バスを攻略する動画をアップしました!
冬バスを釣りに行く為のおすすめ防寒着
冬はバス釣りに行くアングラーは減り、プレッシャーは下がるのですが、寒さとの戦いとなりますね。
その寒ささえ我慢できれば、ビッグバスと出会える可能性がグンと上がります!
ダウンショットリグを使うと、底のズル引きや、シェイキングなどのアクションのみで体が全然暖かくなりません。
冬の長時間の釣行は風邪を引く原因にもなりますね。
管理人は最近オールでタチウオ釣りをし、次に日に完全にグロッキー状態の風邪を引きました(笑)
「釣ってる最中はしんどくなかったのに何でや?笑」
やはり冬でも快適に釣りをし体調を崩さない為にも暖かい防寒着が必要です。
僕がおすすめするのが「ワークマン」という仕事着を販売している会社の「イージスオーシャン」と言う防水防寒スーツです。
6800円という釣りメーカーの防寒着に比べて圧倒的にコスパがよく凄く暖かいです。
風邪を引いた日はたまたま着用していませんでした。
詳しいレビューは以下の記事に書いていますので参考にしてみて下さいね。
⇒【イージスオーシャン】釣りにおすすめなワークマンの防水防寒着を実釣レビュー!
まとめ
冬のバス釣り攻略法について解説してきました!
ポイントは
- シャロー(浅場)
- ディープ(深場)
- 温排水
この3点のうち、温排水の出るポイントにシャローエリアが絡むポイントを見つけて重点的に探ればバスの釣果に結びつく可能性が高いです。
温排水エリアのメジャーポイントは週末ともなれば人気エリアとなり、プレッシャーも高くなるので平日に行けるといいですね。
平日休みの人が羨ましい(笑)
冬は風が強い日が多かったり、寒波がくると雪、野池の水面が凍るぐらい寒くなることもあります。
こうなってしまうとバスの活性はドン底まで下がってしまいますね。
それでも釣れる可能性は0ではありませんが…
できるだけ、暖かい日が続いた日中から夕まずめの釣行に焦点を絞り、少ないチャンスをものにするというのが冬の釣りだと僕は感じています。
意外にも冬の夜釣りは釣れることもありますが、寒すぎるので出来れば避けたい所。
それでも僕は釣りに行ってしまいますけどね(笑)
上記で紹介したメタルバイブのリアクションの釣りや定番のダウンショットリグで冬のビッグバスをゲットしに行きましょう!
僕のホーム淀川では冬にロクマルが上がっていました。
夢がありますね。
春や秋に比べればバスが釣れないので、心が折れてしまったり、釣りに行くモチベは下がってしまいますが、釣れた時の喜びは倍増しますよ!