こんにちは、去年の暮れから本格的にショアジギングを始めたHAJIMEです。
堤防から20g、30gのジグをキャストするならシーバスロッドで十分対応できるのですが、60g以上となるとショアジギング専用のロッドが必要になってきます。
ライトショアジギングは手軽に行えるかわりに、ブリやヒラマサなどの大型の青物が掛かった場合、ラインを全て引き出され、なす術なしといった状態に…
自分自身ブリをシーバスタックルで釣ってブリの圧倒的なパワーを前にショアジギング専用タックルの必要性を身をもって感じました。
混雑する釣り場で横に走られるとどうしようもないですね。
ブリは想像以上に引きが強く、恐怖心さえ芽生えるレベル!
そこで購入したのが、シマノのショアジギングロッド、「コルトスナイパーS1000MH-3」
釣り場に行けばコルトスナイパーは誰かしら使っているアングラーがいるほど人気商品です。
今回は携帯性に優れたコルトスナイパーS1000MH-3ピースモデルのインプレを紹介。
ロッドに合わせるリールと飛距離についても解説します。
今後購入しようとしている方の参考になれば幸いです。
目次
コルトスナイパーS1000MH 2ピースと3ピースの違いは?
先ずは基本スペックから見て行きます。
品番 | 全長(m) | 自重(g) | 先径/元径(mm) | プラグウェイト(g) | ジグウェイト(g) | 本体価格(円) |
S1000MH | 3.05 | 297 | 2.2/14.5 | MAX60 | MAX80 | 35,800 |
S1000MH-3 | 3.05 | 278 | 2.2/15.4 | MAX60 | MAX80 | 38,500 |
通常の2ピースモデルと3ピースモデルで大きく違うのは自重。
- S1000MHは297g
- S1000MH-3は278g
3ピースモデルの方が19g軽く出来ています。
また元径が3ピースモデルの方が15.4mmと太いんですよね。
どちらか迷っている場合、軽くて携帯性に優れバットパワーもある3ピースモデルの方がおすすめ。
ただ、メーカー希望価格で3ピースモデルの方が3000円ほど高くなっています。
自分が行くフィールドに合わせて持ち運びを重視するのかで決めればいいかと思います。
プラグはマックス60g、ジグはマックス80gまで投げることが出来るとありますが、プラグは50g、ジグは60gまでが投げれる訂正範囲。
80gのジグは投げれないことはありませんが、遠投力も下がり、シャクっていてもロッドのティップが入りすぎるのでやりにくいですね。
試しに75gあるライザーベイト015Pを投げてみましたが、まともにキャストすることが出来ませんでした(笑)
やはり訂正値を超える使い方はしない方がいいでしょう。
80g以上のプラグやジグをフルキャストするならパワーが上のHやXHのロッドを選択した方がいいですね。
コルトスナイパーS1000MH-3のインプレ
ここではコルトスナイパーS1000MH-3を実釣で使ってみてのインプレを紹介します。
先ずはデザイン。
ロゴがカッコいいです。
狙ったポイントに正確にキャスト出来るようなスコープがいい感じ。
ガイドは全て、ダブルフットガイドになっており、強度があります。
ロッドエンドは膨らんでいるのでフルキャストした時に力を込めやすくなっていますね。
ただし、EVA素材がむき出しになっているので、地面に擦れてしまうとすぐに削れてしまいます。
ロッドを置く際はロッドスタンドに置くようにすると傷がつかなくなりますよ。
僕は堤防で釣りをする場合、メイホウのランガンシステムVS7070を使っています。
このロッドスタンドが大変便利で堤防での釣りが快適になりました。
詳しいインプレ記事はこちら!
携帯性に便利な3ピース
ロッドといえば2ピース、バスロッドに限っては1ピースが主流になっています。
最近ではロッドの製作技術が進歩して3ピースのロッドやパックロッドがどんどん発売されていますね。
「ショアジギロッドで3ピースってどうなん?」
「繋ぎ目から折れたり、耐久性が心配やな!」
そんな声が聞こえてきそうですが、実際に使ってみて、全く問題ありませんでした。
3ピースでも自然に曲がるブランクで違和感が全くありません。
それよりも、持ち運びに便利というメリットの方が大きいですね。
10フィートの2ピースロッドだと仕舞寸法が157センチもあるので、電車で持ち運ぶとなるとかなり気を使います。
3ピースだと106.7センチになるので非常にコンパクト!
上記画像は手持ちの9フィート7インチのベイトロッド(仕舞寸法150センチ)とコルトスナイパーを比べてみました。
どのくらいコンパクトなのか一目瞭然ですね!
車のトランクにも入る大きさなので、遠征で九州の離島に行ったり、磯の足場の悪い所を歩くのに万が一コケたりしてもロッドケースに入れておけば折れたり、ガイドが曲がるなどのトラブルを回避出来ます。
将来的に海外の遠征時でも飛行機に持って行けるので3ピースロッドはおすすめ。
余談ですが、管理人は学生時代、陸上競技のやり投げをしていましたが、やりの長さは2メートル60センチで800g。
このやりを電車に積み込んで運んでいました(笑)
それに比べたら2ピースのロッドは短いですね。
ハイパワーX・スパイラルXで武装
ハイパワーX・スパイラルXとはシマノ独自のロッドのブランクス強化技術でキャストする時や魚とのファイト時に発生するネジレやツブレを抑制します。
要するに狙ったポイントにキャストしやすく、軽くてパワーがあり折れにくいロッドであると言うことですね。
僕のホームグラウンドである大阪湾の武庫川一文字や神戸のポートアイランド沖堤防は休日ともなれば非常に混雑します。
隣の方とお祭りしないようにできるだけまっすぐキャストする必要がありますが、スパイラルXの恩恵でロッドのブレがなく自分の真正面にキャストすることが可能となります。
隣の方が斜めにキャストしてこない限り、トラブルにはならないのでキャストしていてめちゃくちゃ気持ちいいですよ!
まだハイパワーXの強化ブランクスによりロッドのパワーがあるので、混雑する堤防でもデカい青物をゴリ巻きで寄せてくることが可能。
遠投性は抜群
PE3号にメタルジグ60gをかるくキャストした所、80メートルほどの飛距離となりました。
(ラインカラーの放出量で飛距離を確認)
ハイパワーXとスパイラルXの恩恵で狙いすました自分の真正面にジグがきれいな放物線を描いて飛んで行くのがわかります。
ロッドはシマノ派の管理人なので、いつも思いますが、キャストするだけで
「超気持ちいい!笑」
タックルで魚が釣れる釣れないは別問題ですが、使っていて楽しいか楽しくないかが僕が重視するポイントなんでね。
日頃からフルキャストはあまりしないので、力いっぱい思いっきりキャストすれば、もっと飛距離は伸びると思います。
PEを2号にし、追い風の条件となれば、100メートルはコンスタントに飛ばせるでしょうね。
やはり10フィートというロッドの長さで軽く振りぬいても、飛距離が出ます。
ショアジギロッドは重い
普段は軽いバスロッドやシーバスロッドを使うことが多いので、ショアジギロッドを初めて持った時の感想は
「これが本格的なショアジギロッドか!ヤバい!重いやん!笑」
なんせ自重が278gありますからね。
普段使っているバスロッドの2倍以上あります。
これに400g以上ある6000番のリールを合わせると合計700g程度になります。
一日キャストしてシャクるとなると筋トレをしているレベル。
普段から筋トレをして体を鍛えておかないと、キャストとシャクりに疲れて、休憩している間に周りで釣れていたなんてパータンになりそうです!笑
朝まずめの1時間限定とかなら全然シャクり続けることができるのですが、昼までキャストしてシャクるとなるとかなりしんどい…
でもこれぐらいロッドの重量がないと、ブリ級の大型青物が掛かった際に対処出来なくなりますからね。
軽いロッドだとパワーがあったとしても、左右に走られて、ランディングまでかなりの時間がかかってしまいます。
ここは自分が鍛えて一日投げ倒すことができるぐらいの筋持久力をつければ、必然的に釣果アップ!
個人的にはコルトスナイパーS906MHが使いやすい
釣り仲間がコルトスナイパーS906MHを所有しているので使わせて頂きました。
自重は282gとS1000MH-3より10g重いのですが、レングスが2.90mなのでシャクりやすく、キャストした時の振りぬきが断然軽いです。
ロッドが長くなればなるほど、ジグを垂らした時に重みが伝わってきますからね。
堤防からのみ使うのであれば、2ピースのS906MHも選択する方がいいかと思います。
一方、S1000MH-3はテトラ帯やサーフ、沖磯からやる釣りをする場合、長さがある分、遠投力と魚とのやり取りはしやすいです。
ここは個人の好みの問題ではあるので、実際に釣り具店やタックルを持っている方に使わせて貰い判断する方がいいでしょう。
コルトスナイパーS1000MH-3に最適なリール
僕の場合、シマノのツインパワーSW6000HGを選択しました。
最初は8000番クラスのリールを検討していましたが、
フィッシングショーで実際に持ってみて
「重すぎる!これはあかんわ!投げられへん!笑」
ということで6000番にしました。
ツインパワーの6000番でも425gもあるので、普段使っているC3000のスピニングリールに比べて約2倍。
なかなかの重量感です。
それでもこれぐらいの剛性感がないと大型のブリやヒラマサにパワー負けてしまいます。
現に、以前ブリを釣った際2500番のリールのドラグを壊されました。
ツインパワーSWの6000番だとかなり頑丈に作られているので、よっぽどのことがない限り、破壊されることはないでしょうね。
PE3号を300メートル巻けるので、ドラグを多少出されてもラインキャパが残っているので安心。
ツインパワーSW6000HGの詳しいインプレ記事はこちら!
また、剛性感はSWシリーズより落ちますが、ツインパワーXDもおすすめです。
4000XGを釣り仲間に使わせて頂きましたが、XG(エクストラハイギヤ)なのに巻出しがめちゃくちゃ軽く、パワーがあります。
これならブリやサワラなどの大型の青物にも十分対応できると実感。
自重は290gと軽く、コルトスナイパーに合わせてみてもピッタリでした。
堤防からのショアジギングのみに使うならツインパワーXDの方がキャスト回数が確実に多くなるので、釣果につながりますね。
コルトスナイパーS1000MHの実釣動画
バスプロの人気の秦拓馬プロが巨大エイを釣るのに、コルトスナイパーのMHを使用しています。
ロッドが限界まで曲がっていますが、エイの強烈なファイトでもパワー負けしていません。
相手が巨大青物であってもコルトスナイパーなら問題ないですね。
タチウオやサゴシ程度の青物ならオーバースペックなので、引きはあまり楽しむことが出来ないのがデメリットかも…
最後に
コルトスナイパーS1000MH-3ピースモデルのインプレをお届けしてきました。
個人的にシマノ派の管理人はショアジギロッドと言えば、コルトスナイパーしか考えていませんでしたね。
シーバスロッドでのライトショアジギングから本格的なショアジギングに移行するには最適なモデルであると言えます。
60gとジグを飛ばしてストレス解消するとともに、青物が釣れたら最高に楽しいのがショアジギング!
是非、コルトスナイパーで夢の大型青物を狙いに行きましょう!