こんにちは、釣りYouTuber、STELLA PLANET(ステラプラネット)のHAJIMEです。
堤防やテトラ、磯からメタルジグを投げて、回遊している青物(ブリ、ヒラマサ、カンパチ)を狙うショアジギング!
青物特有の豪快な引きが釣り人を魅了する人気の高い釣りですね。
一日中、メタルジグをキャストしてシャクリのアクションをする為、リールは剛性の高いものが必要です。
大物がかかると、リールを破壊されてしまうこともありますからね。
今回はこれからショアジギングを始める入門者(初心者)の方に向けて、リールの選び方とおすすめリールをランキング形式で紹介します!
ショアジギングリールの選び方(青物を狙う場合)
ショアジギングのリールは剛性の高い、丈夫なリールを選ぶ必要があります。
安いリールや番手の低い3000番程度のリールだと、青物の引きを受け止めることができずにドラグやベール、ハンドルが壊れる危険があります。
ハマチ程度の青物ならシーバスタックルで全く問題ありませんが、ブリクラスだと話が変わってくるんですよ。
僕自身、初めは青物がいくら引きの強い魚だと言っていも
「淡水のコイの80cmぐらいの引きじゃないの?」
と思っていましたが、101cmのブリを釣って別次元の引きだと実感しました!
ダイワの2500番のリールでしたが、ドラグが高回転して部分が吹っ飛び、やり取りに30分ほどかかったのでハンドルもガタガタになっている始末。
シーバスタックルで青物は無理があると身をもって体感しましたね。
よってショアジギングで青物を狙う時は以下の3点の条件をクリアしているリールを選ぶことが必要不可欠です。
- 1・剛性の高いリール
- 2・PE3号、4号を300m巻けるスプール
- 3・ギア比はHGかXG
一つずつ詳しく見て行きましょう。
剛性の高いリール
ショアジギングをするリールに一番求められるのは剛性の高い、耐久性です。
100g前後のメタルジグをフルキャストして、20m、30mの水深からシャクリ上げてくるとリールには相当な負荷がかかります。
青物のパワーを受け止めて、しっかりと巻き上げることが出来るリールが必要ですね。
また、磯からのロックショアは突然くる波でリールに潮を被ってしまうこともあります。
安価な低価格帯のリールだと防水力が中価格、高価格の物より劣る為、内部に海水が入ってしまい、その結果ベアリングやギアが潮ガミを起こします。
潮ガミを起こすとリールの巻き心地はガタガタになり、修理に出す必要が…
余計にお金をかかってくるので初めから、しっかりした頑丈なリールを購入した方が、後のメンテナンス費用も安く済みますよ。
PE3号、4号を300m巻けるスプール
スプールにはPE3号~4号を300m巻けるスプールが必須。
青物のブリをメインに狙うならPEの2号~3号、ヒラマサ、カンパチならPE4号からがベストです。
春や秋の10kgオーバーヒラマサを対象魚とした場合PE5号、6号、8号を扱う必要があります。
300m巻く理由は100mほどキャストして、20m沈めると120mラインが引き出された状態となります。
この時点でヒットし、50m魚に走られたとしてもまだ130mほど余裕があります。
一方200mしか巻いておらず、同じ状況でヒットすると残り30mしかラインがない為、運が悪いと全てのラインを引き出されてラインブレイクという結果に…
また途中で根掛かりしたり、キャストしていくうちにPEラインが痛んでくるので、ちょこちょこ切っているとすぐに短くなってくるんですよね。
よって、ショアジギングで巻くリールにはPE3号~4号を300m巻けるスプールが必須です!
番手は青物狙いだと
- シマノ6000~14000
- ダイワ6000~14000
この辺りだと問題なく使えますよ。
一番汎用性が高いのがシマノ、ダイワ共に8000番です!
ギア比はHGかXG
ギア比はシマノだと3種類あり
- PG(パワーギア)
- HG(ハイギア)
- XG(エクストラハイギア)
個人的には一番HG(ハイギア)がおすすめです。
理由としてPG(パワーギア)はショアジギングではなく、船からのジギングに適しており、水深の深いエリアから巻き上げを軽い力で行う時に効果を発揮します。
PGでもショアジギングで使うことは可能ですが、磯際での回収でジグが磯にぶつかってしまい、ボコボコになってしまうんですよね。
大物とのやり取りでパワー負けしたくないショアジギングガーはPGを使っている人もいます。
XGだと巻き始めの初動が少し重たい、よって僕は中間的な位置づけのHGを使っています。
これは個人の好みの問題でもありますので、巻き比べて見たり、場所によってギア比の違うリールを持って行けば対応出来ますね。
トップのダイペンやポッパーをメインに扱うならXGが一番手返しよく釣りが出来ます!
2024年、失敗しないショアジギングリールのおすすめランキング12選
ここからは2024年最新モデルのショアジギングリールのおすすめランキング12選ということで紹介します。
個人的にリールはシマノとダイワの2社を信頼していますので、そちらからセレクトしました。
この中なら選べば失敗はしません。
1位 21ツインパワーSW6000HG
シマノから発売されているツインパワー21SW6000HG
僕の一軍リールとなっています。
個人的にCI4+ハンドルノブがカッコよく、持ちやすく、巻きやすいです。
数々の青物のブリやヒラマサを釣ってきた相棒ですね。
シマノの6000番はPEの3号が300m巻けるラインキャパで堤防やテトラ、磯などどこからでも使えて汎用性が高い番手。
防水力も高く、シマノの技術、「Xプロテクト」「Xシールド」が採用されているので、リール内部に海水を被っても極力入らないような仕組みとなっています。
海水によってリールが錆びないので、巻き心地は購入初期の頃の滑らかさを保っています。
まだオーバーホールにも出していませんが、問題なし。
シマノのフラッグシップリール、ステラSWより一段下のモデルになりますが、機能的にはほどんど一緒。
ステラまでは手が出ない方はツインパワーSWで青物と真っ向勝負しましょう!
15ツインパワーSW6000HGの詳しいインプレ記事
⇒ツインパワーSW6000HGのインプレ!ショアジギングでブリを狙うには最適!
21ツインパワーSW6000HGの詳しいインプレ記事
⇒21ツインパワーSW6000HGのインプレ!半プラボディでも問題なし!?
ツインパワーSWでのブリ攻略動画
2位 21ツインパワーSW8000HG
シマノの21ツインパワーSW8000HG
先ほど紹介したツインパワーSW6000HGの番手が一つ上のモデルです。
8000番スプールにはPE4号が300m巻ける為、主に大型のブリやヒラマサを磯からショアジギングで狙う時に重宝します。
堤防からで障害物がない場合は6000番でも問題ありません。
しかし、磯からだと足元の根に突っ込むヒラマサを止めるにはさらに強いドラグ力が必要になってくるため8000番がおすすめ。
最大ドラグ力は13キロ~25キロに大幅にアップしています。
6000番と8000番はリールの自重が約200gほど重くなるので、どちらを選ぶかはあなたの体力次第。
個人的に8000番でも慣れたら軽く思えてくるので、ブリだけでなくヒラマサを視野に入れるなら8000番がベストですね。
21ツインパワーSW8000HGの実釣インプレ動画をアップしました!
21ツインパワーSW8000HGのインプレ記事はこちら!
21ツインパワーSW8000HGのインプレ!ステラSWと違いを比較してみた!
3位 19ステラSW8000HG
シマノのフラッグシップリールが19ステラSW8000HG
シマノの最高峰、最高級スピニングリールです。
釣り人なら誰しも憧れるリールですよね。
性能はどのリールよりも優れており、何よりカッコいい!
手にしているだけで惚れ惚れするリールです(笑)
僕自身去年初めて、GT(ロウニンアジ)を沖縄で狙うことになり、ステラSW14000XGを購入しました!
⇒19ステラSW14000XGのインプレ!スプールの互換性は?13ステラSWと比較
結果釣れませんでしたが(笑)
ステラSWの8000番はローターが専用設計となっており、前モデルの13ステラSW8000番より、自重が50g軽くなっています。
またインフィニティードライブとローターのコンパクト化で回転慣性を20%も低減。
前モデルのステラSWと比べて圧倒的に進化していますね。
デメリットを上げるならお値段が…(笑)
ツインパワーSWが2台買えてしまいます。
ツインパワーでも問題なく魚は釣れますが、やっぱりこれ以上ないリールが欲しい!
ステラを持つと所有欲がハンパないですよ!
釣り人の願望を叶えてくれるのがステラですね!
シマノのステラSWのPVです。めちゃくちゃカッコいい!
19ステラSW8000HGのインプレ記事はこちら!
⇒19ステラSW8000HGのインプレ!ショアジギングでヒラマサ狙いにおすすめなリール
4位 22ステラSW10000HG
シマノの22ステラSW10000HG
8000番よりワンランク上の10000番スプールを搭載しているステラSWです。
ブリなら6000番PE2号で余裕で釣り上げることができるのですが、メーターオーバーのヒラマサやカンパチ、キハダマグロとなってくると話は変わってきます。
PE5号を300m巻けるラインキャパがいいですね!
去年はロックショアにハマり男女群島に初遠征に行ったこともあり、10000番の必要性が出てきました!
14000番XGでジグをしゃくるのは少ししんどい気がするので10000番のHGがちょうどいいですよね!
釣り仲間が10000番を使っていて試しに使わせて貰って欲しいと思いました(笑)
青物の中でも超大型に挑戦するあなたには必然的に必要になってくるモデル!
5位 21ツインパワーXD C5000XG
「過剰なほどの耐久性」のキャッチコピーに相応しい耐久性のあるリールです。
Xプロテクトが搭載されたツインパワーということで防水力も高い!
福井健三郎さんのショアGTゲームのPVでは海水の中にリールを水没させた状態で壊れないという映像は当時衝撃を覚えましたね。
釣り仲間がこのツインパワーXD 5000XGを使用しているのですが、XG(エクストラハイギア)でも巻き出しが軽く、非常に力強く巻けます。
メーターオーバー近いシイラも簡単によってきていたので、パワーは十分ですね。
リールの自重は300gと軽いので1日中投げて、巻いてシャクっても疲れないのでマジでおすすめ。
PE2号を巻いたブリ狙いにはベスト!
6位 20ツインパワーC5000XG
限りなくステラに近づいたのが今年発売された24ツインパワー
マイクロモジュールギアⅡやXプロテクト、インフィニティクロス、金属ローターを搭載したほぼステラなリールです。
個人的にはコスパ面からみてライトショアジギングではステラと並んで最強!
ステラまでは手が出せないけどツインパワーなら出せるという人は多いと思うので、そんなあなたにおすすめ出来る機種ですね。
20ツインパワーのPVではジギングで30キロクラスのマグロをゲットされています。
C5000の番手でここまで大きな魚が上がるとは驚き!
7位 20ストラディックSW6000HG
シマノの20ストラディックSW6000HG
中堅モデルにも関わらず、リールの防水性を高める「Xプロテクト」が採用されているので、事実上ツインパワーとほぼ同じスペックでコスパがよくなっています。
インフィニティドライブにより巻きの軽さが上がっているのもポイント!
ラインローラーにもXプロテクトが使われており、耐久性が10倍上がっているのもメリットですね!
ストラディックはシマノの中価格帯リールではありますが、最近は下のモデルにはシマノの最新技術がどんどん使われるようになってきているので、上位モデルとの差がなくなってきています。
コスパを求めるなら、ストラディックに決まりですね。
ストラディックSWは剛性と耐久性がしっかりしているので長く使えますよ。
8位 21セルテートSW6000H
ダイワの21セルテートSW6000H
シマノで言う所、ツインパワーと同じ価格帯のリールです。
重さは375g
PE3号を300m巻くことが出来て、ハンド1回転は102cm
ツインパワーSW6000HGと同スペックですね。
ダイワは防水技術に「マグシールド」と呼ばれるオイルの壁で海水を寄せ付けない独自製法を使っています。
リール内部に海水が入りにくいので、その結果潮ガミなどのトラブルから長期間に渡って防いでくれますよ。
青物のブリ狙いなら巻き上げでパワー負けせずに魚に主導権を与えません。
大型のヒラマサ狙いなら一番手大きい、8000-Hの方がおすすめです。
シマノとダイワで好みが分かれますが、どちらも非常に素晴らしいリールなので、後はデザインで選ぶことになりますね。
瀬川さんによるセルテートSW実釣動画
セルテートSW10000HGを購入してみましたが、僕には合わなかったです!
6000番と8000番も巻きましたが、10000番と14000番だけ巻きが重いんですよね!
最初は
「ハンドルも惰性で全然回らないし壊れているんとちゃうか?」
と思っていましたが、これがダイワの仕様のようです!
ジグをシャクるとき、めちゃくちゃ重かったのでこれならツインパワー、ステラの方がいいと感じました!
9位 20ソルティガ8000-H
ダイワのフラッグシップ、最高峰のリールが20ソルティガ8000-H
2020年にモデルチェンジしたソルティガは前モデルに比べて、ギア強度2倍、ドラグ耐久性10倍以上、飛距離アップなど進化がヤバいです!
実際にフィッシングショー大阪で実物を触ってみましたが、手に取ってみて剛性感がハンパなく高いと実感しました。
これはステラSWの上を行ってしまったかもしれません(笑)
番手の表記もシマノ同じ感じとなりましたね。
8000-HはPE4号を300m巻くことが出来るので、磯からの大型ヒラマサ狙いのショアジギングやトップの釣りには最適な番手。
下位モデルのキャタリナでも十分に釣りは出来ますが、所有欲と総合的にみてソルティガが欲しくなってしまいます(笑)
ダイワが好きでたまらない、そんなあなたには絶対におすすめ出来るリールですね。
ダイワのフィールドテスター瀬川良太プロがセルテートSWを使いショアプラッギングでヒラマサを狙う動画
10位 ステラSW14000XG
シマノのステラSW14000XG
僕がロックショアのヒラマサ狙いで使用しているリールです。
14000番のスプールはPE6号が300m、PE8号が200m巻けるラインキャパなので超大型のヒラマサ狙いに最適なモデル!
PE8号をメインラインとしてロックショアから大型のマグロを狙うなら18000HG、20000PGがおすすめとなります!
フラッグシップモデルなので高価なリールとなりますが、リールの耐久性は一番高いので使っていて安心感が違いますね!
それでも引きの強いヒラマサを相手にするとゴリ感はでてきてしまいますが…
メタルジグに関してはXGだとハンドル一回転で巻きすぎている感があるので、ジグならHGを使う方が相性がいいでしょう!
11位 23ストラディックC5000XG
シマノの19ストラディックC5000XG
2023年に発売されたストラディックですが進化が止まりませんね。
ステラやヴァンキッシュにしか採用されていなかった、「マイクロモジュールギアⅡ」がストラディックにも搭載。
また防水性能のXプロテクトやサイレントドライブまで…
インフィニティクロスも搭載されました!
デュラクロスによってドラグの耐摩耗性が10倍以上にアップしています!
「これはステラとデザイン以外どこが違うの?」
と言うレベルです。
ステラまでは手が出せない、でもストラディックならほとんどの人が手が届く価格帯です!
ライトショアジギングではストラディックがコスパ最強リールですね!
12位 22ステラC5000XG
シマノの最高峰スピニングリール、22ステラC5000XG
永遠に変わらない巻き心地をコンセプトに2022年にモデルチェンジしたシマノのフラッグシップ機。
一番注目の機能はインフィニティループでスーパースローオシュレートを復活させたことですね!
2000年のミレニアムステラなどに採用されていたスーパースローオシュレートでどれぐらい飛距離や巻き感が変わるのか実際に釣り場で投げて巻いてみたいです!
マイクロモジュールギアⅡやXプロテクト、サイレントドライブなどシマノの技術の全てをリールの中に詰め込んだ最高級リールに相応しいリール。
ギアはインフィニティクロスによって前モデルより2倍、防水性アップ、ヌルヌルの巻き心地と最強仕様になりました!
ショアジギングリールとしては260gと軽量なので不安になってしまいますが、強度は最高レベルなのでブリ狙いなら問題なく使えます。
ヒラマサ狙いならステラでもSW8000番を使うことをおすすめします!
ライトショアジギングでは最強のリールですね!
最後に
2024年、ショアジギングリールの選び方とおすすめランキング12選ということで紹介をして来ました。
ランキングと言ってもそれぞれ、コンセプトや用途が少し違うので、僕の中では全て1位みたいなものですけどね(笑)
安いリールより、ある程度しっかりとしたリールの方が長く使うことが出来るので、長い目で見ればお得ですよ。
個人的にはシマノの21ツインパワーSW6000HGコスパや総合的にみて、一番使いやすいです。
ロックショアからヒラマサを視野にいれるなら8000HG、ガチのヒラマサ狙いなら14000番
来年が再来年にそろそろステラSWがモデルチェンジしそうなので、どんな機能を搭載したリールになるのか今からワクワクドキドキですね!
紹介したリールは全て、ショアジギングで壊れにくい耐久性のあるリールなので後はあなたの好みと対象魚次第!
是非、新しい相棒のリールでまだ見ぬ大物をゲットしましょう!
ショアジギングロッドのおすすめ記事はこちら!
⇒【2024年】コスパ最強で安いショアジギングロッドのおすすめ15選!